暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第54話:Parasite
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いく。

そしてチップの所にアロファー波が照射された際に異変が起きた。

「「「!?」」」

チップが突如生物のように動き出し、まるでムカデのような姿となる。

「な…これがドップラーの呪いの正体なのか…純正パーツに擬態して寄生した相手をイレギュラー化させ、凶暴化させる変形チップ…」

寄生チップはタイガードが機能停止しているためか、他の宿主になりそうなレプリロイドに飛び付く。

それはケインの背後にいた助手レプリロイドの1体のレプリロイドだ。

「はぐっ!?」

口に当たる部分でボディに穴を開けると、そのまま内部に侵入した。

「ふぐぅぬ〜〜っ!!」

そして電子頭脳に到達し、そのまま寄生すると助手をイレギュラー化させ、電気メスを持たせてケインに襲い掛かろうとする。

「その電気メスをどうするんじゃ!!」

「フ…ヒェヒェヒェ。解剖だぁ〜科学の進歩だぁ〜」

ゼロがガラスを突き破ってZセイバーを抜くと、寄生された助手を一刀両断した。

それにより寄生チップも破壊される。

「全く…とんでもないチップだ…だが、これで頭部に衝撃を与えると一時的に正気に戻る理由も分かったな…こいつらは生物のように思考・動いて寄生出来るくらいに精密なせいで他のイレギュラー化チップよりも衝撃に弱いんだ」

「ゼロ!何も倒さなくても良かったんじゃ…」

「こんな奴は1秒たりとも野放しに出来るか」

駆け寄りながら言ってくるエックスにゼロはチップの破片を踏み砕きながら言う。

「……あ…野放し…?」

タイガードの寄生チップは排除されたが、ホーネック、バッファリオ、マサイダーの寄生チップは取り除かれていない。

つまり…。

「どわひぃぃぃっ!!」

他の宿主となりそうなレプリロイドに寄生してケインに攻撃を仕掛ける。

「ケイン博士!!」

「世話のかかる爺だ。伏せてろ爺!!」

エックスが飛び出し、ゼロがバスターを構えてショットを放って助手達の頭部を破壊する。

「全く、迷惑なチップを造りやがって…なあ、エックス…」

「うわああああっ!!!」

振り返ったゼロが見たのは寄生チップに取り憑かれたエックスの姿だった。

「エックス…お主…寄生チップに取り憑かれたのかーっ!!?」

「(取り憑かれた…エックスが…)」

ゼロはセイバーの柄を握り締めると、光刃を発現させて構える。

「ゼ、ゼロ…何のつもりかの…?」

「エックスを処分する…俺は何時も言い続けた。俺達はイレギュラーハンターだ…と…その言葉に甘えは…ない!!」

「そんなプログラムされた信念は犬にでも食わしゃいいんじゃい!!お主が信じるのは共に苦楽を乗り越えてきたエックスとの絆じゃ!!あん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ