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レーヴァティン
第九十五話 中央部その三

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「そしてでござる」
「外交に使うことか」
「それがまさに理想でござるし」
「俺達今までもそうしてきたしな」
「これからもでござる」
「そうだな、じゃあな」
 久志は進太そして芳直に対して頷いて答えた。
「湖軍もな」
「ああ、今以上に拡大していこうな」
「訓練もしていくでござる」
「今目指すのは半島市の湖軍でな」
 そしてというのだ。
「後はな」
「この島を統一してな」
「安全を守る湖軍だ」
「そこまでの湖軍を備える」
「そうしていくな、じゃあまずは」
 湖軍をというのだ。
「もっとよくしていくな」
「そしてな」
 今度は正が言ってきた。
「陸の方はだ」
「このままな」
「東に進みだな」
 そうしてというのだ。
「そうしていって」
「中央部を掌握するな」
「今の目標だな」
「ああ、まあ中央部の統一はな」 
 それはとだ、久志は各都市の戦力と自分達の戦力を脳内で比較して検証してそうして正に対して答えた。
「すぐに出来るな」
「そうだな、それ自体はな」
「それは時間の問題だ、けれどな」
「問題はそこからだ」
「南北のどちらか」
「どちらを先に攻めてだ」
 そしてというのだ。
「掌握するかだ」
「それだな、今のところな」
「まだ考えられないな」
「ああ、何かどっちもな」
 半島の北も南もというのだ。
「それなりに魅力があってな」
「それでだな」
「迷ってるんだよ」
「その場の状況次第かと」
 源三が言ってきた。
「攻めやすい場所なら」
「北でも南でもか」
「はい、そちらを攻めて」
 そうしてというのだ。
「掌握してです」
「その力を借りてか」
「小残る一方も攻めればいいかと」
 これが源三の考えだった。
「確かにどちらも長所があるので」
「手に入れたら大きな力になるよな」
「南は農業や漁業で」
「北は商業や手工業だな」
「そうです、ですから」
「どっちも手に入れるべきでな」
「優先順位を決めるとなると」
 それはというのだ。
「一概にいえないので」 
「攻めやすい方をか」
「攻めてです」
 そうしてというのだ。
「掌握すべきです、無論戦いはです」
「それは最後の最後でな」
「はい、基本はです」
「降していくことだな」
「自ら降ってくるならば」
 その場合はというと。
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