24部分:二十四.斉宮の
[8]前話 [2]次話
二十四.斉宮の
二十四.斉宮の
斉宮とは帝が即位される際に選ばれる皇室から出られた乙女の方のことをいいます。その斉宮の方が伊勢神宮に籠もられる前に京の都の嵯峨野で身を清めておられる御姿はとても優美で心が引かれることにかけては世に並ぶものがありません。お経や御仏という言葉を使うことは避けるようにして染め紙や中子という代用の言葉を使うというのも面白いのかも知れません。
ありとあらゆる神々に関係している建物というものはそのまま放ってはおけない程洗練されているものであります。古びた森の姿は只事ではない様子を呈しているうえに塀を作って榊の葉に布をかけているのを見てただじっとしているなどということができるものでしょうか。そうは思いません。そうしたことでしてお勧めすつ神社としましては伊勢神宮をまず第一としまして賀茂別雷神社に大和の春日大社、山城の平野神社、和泉の住吉神社にこれは大和の三輪にある大神神社、京の都ですと貴船神社、それに吉田神社、大原野神社、松尾神社、梅宮神社等です。こういった神社がいいと思います。
神々のおられるところへ参るのもまたいいものです。普通は感じられないものが感じられますしわからないものもわかるものです。神々しさやそういったものだけではなく様々なものを感じることがあります。これがまた実によいものなのです。
斉宮の 完
2009・5・9
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ