第32話。変人と素晴らしき同類。
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しようシッキー!どないしよう!?」
「お・・追いかければいいと思うよ?」
「おお!ドラマみたいな展開やな!ほならシッキーまた明日!」
シッキーのアドバイス通りにアルを追いかける俺。正直アルの方が速いです。
まぁ、どこにいるかは一目瞭然な感じなので先回りしてみようと思います。
「アル!待ってくれ!!」
そう言って後ろから両腕で抱き止める。おおっ、なんかドラマの俳優みたいだな俺。
若干身長が足りないのが悔やまれる。せめて150!150あれば!!
「・・・・・・晋吾。私・・怖い。怖いの。」
「アル?」
「晋吾の血が・・飲みたくて、飲みたくて。でも、そんな自分が怖くて。なら、代わりに志貴のなら・・って考えてた自分が怖くて」
「アル・・・・」
少し驚く。アルがこんなことを考えていたなんて・・・・
「アル・・・・お前は優しいのぉ」
「優しい?私が?」
「ああ。血が飲みたいのに飲みたくないんやろ?それは優しさだと思うで?」
「違う・・私は・・・・自分が嫌で、私が・・・・」
「自分を否定すな」
静かな声だが、力強い声を発する晋吾。
「本来食料である血を飲むことを、怖いと感じるのは、人間を『等しく』見とるからやろ?」
「私は・・・・」
「知性と価値観が等しいモノを食料として見たくないんやろ?それは優しさや。」
「なんで?なんで晋吾は私のことが分かるの?」
「当たり前やがな」
泣きそうな震える声でアルクェイドが尋ねると、晋吾は変わらぬ声で答える
「おまえが好きやから」
なぜか顔を真っ赤にして活動停止してしまったアルの再起動を待つこと30分。ようやく落ち着きも取り戻したようだ。
「どうしても我慢できなかったら俺に言えや。ほかの奴の血なんて飲まれたら、嫉妬でそいつ潰してしまうさないに」
「・・・・もう。晋吾のバカ」
「じゃ、また明日会いまひょ?」
「ええ。また明日。」
「・・・・おっと。忘れるところやった。」
帰ろうとしていた晋吾は、踵を返してアルクェイドに近づき、唇を重ねる。
「また明日」
「・・・・晋吾のバカ」
帰ろうとしたが、ロアの動きを感じ、追いかける。するとなぜかシッキーとバトってるじゃないですか。
さすが主人公ってとこやな。イベントのエンカウント率が異常や
よく見ると変身していないで眼鏡がない。いきなり襲われたのか?
ロアを圧倒するシッキー。うわーやっぱつえー。
しばらく観戦してると、シッキーがロアの胸を突こうとして急に止める。すると逆に反攻に出られピンチに
もしかして死の点突き
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