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レーヴァティン
第九十四話 モンスター退治からその十二

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「考えていこうな」
「そうしてそのうえで」
「統一していこうな」
 是非にと言うのだった。
「ここは」
「まずは半島を」
「これからこうした選択が増えるだろうな」
「どっちに進むか、どうしていくか」
「それを選ぶな」
 そうした選択がというのだ。
「増えるな」
「それはこれまでもそうだったでしょ」
「そうだったか?」
「戦闘の時とか」
「ああ、剣で戦うか術を使うか」
 そう言われてだ、久志もすぐに答えた。
「どっちにするか、か」
「選んでいたでしょ」
「ああ」
 その通りだとだ、久志も答えた。
「そう言われるとな」
「選択は常にあるわね」
「それで戦ってるとな」
「選択があってね」
「そこからの判断はな」
 まさにそれはというのだ。
「一瞬でな」
「しないとね」
「本当に一瞬でな」
 瞬きの間ではない、それこそ瞬きをする為に最初に瞼を動かす瞬間の間に判断をしなければならない時もある、それがモンスターとの戦闘だ。
 このことからだ、久志は話した。
「決めないとな」
「そうでしょ、だからね」
「判断についてはか」
「選択からのね、それはね」
「もう常と考えて」
 これまでのモンスターや賊を相手にした戦闘とだ。
「やっていくべきよ」
「政でも戦でもか」
「そう、軍勢を率いての戦もね」
「そういうことなんだな」
「私はそう考えるわ、迷っていたら」
 それこそというのだ。
「時間ばかり過ぎるから。熟考しないといけない場合もあるけれど」
「判断は早く、か」
「迅速にか」
「そういうことよ、じゃあね」
「勢力拡大もか」
「選択して判断して」
 その様にしていってというのだ。
「やっていきましょう」
「そういうことだな」
「ええ、ではまずはね」
「俺は決めたからな」 
 久志は清音に確かな声で述べた。
「まずは半島の中央部だ」
「ローマとその周辺からね」
「東に進む、そしてな」
 中央部を拡大するとだ、こう言ってだった。
 久志はまずはローマから東に勢力を拡大させて中央部を掌握することにした、そこから南北いずれかの方角に進むことにした。


第九十四話   完


                 2018・12・16
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