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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第48話 刮目しろ、最強の存在。美食連合軍VS一龍
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かむと、グルグルと回転します。そして回転が最高スピードになった瞬間、イッセー先輩を一龍さん目掛けて投げ飛ばしました。
「喰らえ!」
「甘いぞ、イッセー!」
高速で放たれた一撃、ですが一龍さんはその一撃を受け止めてしまいました。しかしその途端にイッセー先輩の身体が土に代わり中から滅びの魔力が出てきました。
「むう、これは……」
「滅びの魔力だけじゃないのよ、私は」
そう、さっきのイッセー先輩は部長の魔力で作った土人形です。声は朱乃先輩のお札にイッセー先輩の声を封じ込めてカセットテープのように流していた徹底ぶり、更にオマケで滅びの魔力も入っていました。
「狙いは後ろか」
一龍さんの言う通り、先輩は既に彼の背後に回り込んでいました。振り返ろうとした一龍さんでしたが足元から出てきたテリーが足首に噛みつき動きを封じました。
「地面を掘ってきたのか」
動きが止まった一龍さんにイッセー先輩が向かっていきます。そして途中でジャンプすると、そこにイリナさんが現れてイッセー先輩の両足の裏に自分の両足の裏を合わせました。
「いくよ、イッセー君!」
そして空中でイリナさんがイッセー先輩を蹴り飛ばして更に加速しました。
「喰らえ!これが俺と皆が放つ最高の一撃だ!」
そしてイッセー先輩の一撃が一龍さんの背中に放たれました。
「10×2で20連!ブーステッド・釘パンチ!!」
凄まじい衝撃が一龍さんを駆け巡りその影響で島が半壊するほどの余波が生まれました。一龍さんは暫く動きを止めていましたがニコッとほほ笑むとイッセー先輩の方に向き直しました。
「強くなったな、イッセー。ここまで成長したとは……ワシも嬉しく思うぞ。ご褒美に水面の走り方を教えてやろう」
そう言った一龍さんはイッセー先輩の顔を軽くパンチしました。その一撃でイッセー先輩の赤龍帝の鎧は粉々に砕け散り、イッセー先輩は水面を跳ねながら遥か遠くの浮島まで吹っ飛ばされてしまいました。
「……」
私達は唖然とそれを見ている事しかできませんでした……
―――――――――
――――――
―――
「いてて……」
「大丈夫ですか?イッセー先輩?」
浮島から一龍さんの別荘に戻ってきた私達は、一先ずの休息を取っています。朱乃先輩に膝枕をされているイッセー先輩の鼻に薬を塗ってガーゼを張った私は、氣を流して先輩の疲れを取っていきます。反対側にはアーシアさんがいて回復の力でイッセー先輩を癒していました。
「ふふっ、至れり尽くせりじゃなイッセー」
「うるせ……大体親父、あの土人形が俺じゃないって最初
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