第七千六百二十七話 勿論そんな風習はない
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第七千六百二十七話 勿論そんな風習はない
フランス妹はひし餅や雛あられを食べて白酒を飲みつつにこにことしています、その彼女にイギリス妹が言います。
「いい慣わしだな」
「はい、本当に」
フランス妹も笑顔で応えます。
「美味しいものを食べて飲んで」
「雛壇といいな」
「素晴らしいですね」
「私のところにこうした風習はない」
イギリス妹は残念そうに述べました。
「そして若し兄さんがこうしたものを作ると」
「確実に、ですわね」
「とんでもない料理になる」
「貴女のお兄さんのお料理は」
ドイツ妹もどうかというお顔で言います。
「変わりませんね」
「私はお菓子は作られるが」
ティーセットは得意です、あと朝食も。
「兄さんはそちらもな」
「相変わらずですのね」
「数百年、生まれてからだ」
その時からイギリスのお料理は変わりません、そして雛祭りみたいな風習もありません。別のお祭りはあるにはありますが。
第七千六百二十七話 完
2019・3・8
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