第四十九話 合格してからその二十五
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「おみちの人で嬉しくない筈ないでしょ」
「そう思われます?」
「他に何があるの?」
本当に意味がわからないです。
「一体」
「いえいえ、それじゃあですね」
「ええ、今日も参拝させてもらってるし」
「また今度ですね」
「宜しくね」
私から言いました。
「これからも」
「是非そうさせてもらいます」
「阿波野君も参拝好きね」
このことは素直に嬉しいです、同じ奥華の子としてここまで熱いおみちへのしんじんをしてくれるとです。
「私も負けていられないわね」
「まあ僕はあれですね」
「あれって?」
「ある人を見てですから」
「そこまでしんじんしてるの」
「そうなるでしょうか」
「大叔母さんかしら」
阿波野君がさっき言った人です。
「阿波野君の」
「その人もそうですがまあ何ていうか」
ここでも私を見て言ってきました。
「この人とって人もいてくれて」
「この人とって」
「そのうちおわかりになってくれれば」
「何で私がわかる必要があるのかがわからないけれど」
そこは全くでした。
「とりあえずね」
「はい、これからもおみちには熱くですね」
「そういっていってね」
「そうさせてもらいます、ておどりもさせてもらっていますし」
十二下りを立って踊るものです、天理教の祭典では絶対に行われるものの一つで今私達がいる神殿本部でも毎月しています。
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