第二幕その三
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「世界樹にも行くけれど」
「世界樹に行くまでも大変だし世界樹に登ることも」
そのこともというのです。
「大変だから」
「世界樹の葉だけでなくお花もお酒に入れるとね」
こうも言うドロシーでした。
「余計にいいっていうから」
「だからだね」
「私はお花も手に入れたいけれど」
「ドロシーさんとトトだけじゃ大変だから」
「私はすぐに出発するつもりだったけれど」
「私が待ってと言って」
オズマがまた言います。
「ファイター大尉は今は任務がないからと思って」
「声をかけて下さいましたか」
「ええ、そこで皆が一緒になることも読んでいたし」
樵にかかし、ジャック、五人の子供達がです。
「だからね」
「私に任務を授けて下さったのですね」
「ドロシーも皆がいれば安全だから。丁度他のオズの国の名士の人達はおじさんとおばさんの酒造りのお手伝いをしていて冒険には行けないから」
「私達にですか」
「ドロシーと同行して欲しいの」
「喜んで」
大尉はオアズマに笑顔で答えました。
「その任務引き受けさせて頂きます」
「お願いするわね」
「これは楽しい任務だね」
「そうだね」
樵とかかしはお互いに顔を見合わせてお話をしました。
「じゃあね」
「是非引き受けさせてもらおう」
「そうさせてもらわないと駄目だよ」
「僕達も是非だよ」
「ドロシー、宜しくね」
ジャックはその冒険にトトと一緒に行くつもりだったドロシーに言いました。
「僕達も一緒に行くから」
「ええ、お願いね」
ドロシーもジャックに笑顔で答えます。
「今回はベッツイもトロットもおじさん達のお手伝いをしてるし」
「つぎはぎ娘もチクタクも」
「ムシノスケ教授もモジャボロさんもなの」
本当にオズの国の皆がというのです。
「おじさん達のお酒を造ってるから」
「だからだね」
「私とトトでって思ってたのよ」
「世界樹はオズの国で一番大きな木でね」
トトはこの木のことを神宝達にお話します。
「樹齢どれだけかわからない」
「そんな木なんだね」
「とても大きくて」
「それで葉やお花もあって」
「そんな木なんだ」
「そうなんだ」
「うん、一番上が雲に届くみたいな」
そこまでのというのです。
「高さなんだ」
「そこまでいくのがオズの国だね」
神宝もトトのお話にしみじみとして言いました。
「木も不思議だね」
「それで色々な実もなってるよ」
「一種類じゃないんだ」
「色々な果物の実もなっていてそれもいつもね」
「それを食べられるんだね」
「そうだよ」
実際にというのです。
「そしてこれがね」
「美味しくてだね」
「いて飽きないよ」
そうした場所だというのです。
「マンチキンにあるんだ」
「マンチキ
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