四十六枚目
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
もう君を襲う奴は居ない。とはいえその瞳は強力だ。
知られたなら狙う輩も出てくるだろう。
さぁ、どうするかね柊深瑠璃。
龍魔天使として俺の配下になるか、それとも龍天使になるか、それともルガーランスだけ持って人間のまま過ごすか」
柊深瑠璃が、ファイルから顔を上げた。
「なるよ。君の配下に。オレは君に恩がある。でもオレには返せるのが、この瞳しかない。だから、この体ごと、瞳を君にあげよう」
「宜しい」
柊深瑠璃を、立たせる。
「アポート」
呼び出したのは、ルークの駒だ。
「これはルークの駒。簡単に言えば力を強くする駒だ。
ただひとつ。これを使ってしまうともう人間同士の戦いじゃなくなる。
人間同士のボクシングはもうできない」
「構わないとも。正直、この瞳だから最近はあまりやってないんだ。フェアじゃないからな。
だからこれを期にボクシングはやめるよ」
「そう。わかったよ。じゃぁ始めようか」
ルークの駒を浮かせ、柊深瑠璃の胸の前へ。
「我、創造の龍を宿せし者。万象の祝福を汝に与える者。汝我が祝福と呪いを以て転生せよ」
スッと駒が体に沈んだ。
「これから宜しくな、ミルたん」
「ミルたん言うな」
え? ダメ?
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ