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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第47話 GODの行方、オカルト研究部鍛えてもらいます!
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なことを言うなんて烏滸がましいですよね。
「ワシはその二人を見て、いつか二人のように飢えに苦しむ人達を救ってやりたいと思いIGOを作ったのじゃ」
「そうだったのか……」
「イッセー、お前がワシを慕ってくれているのは嬉しいがいつまでもワシの影を追うな。GODはワシが何とかする、じゃからお前は学生生活を楽しんでくれ」
「親父……」
イッセー先輩の肩にポンと手を置いた一龍さん、その表情は子を思う親の表情でした。
「……悪いが親父、それはできない」
「なんじゃと?」
でもイッセー先輩が返した答えは拒否でした。
「親父、俺はあんたに憧れて美食屋になった。そして親父の力になりたくてGODを探していたのは事実だ、前までの俺だったらすんなりと受け入れていたと思う。でも今は違うんだ、俺はここにいる皆とGODを食べてみたいんだ」
イッセー先輩は私たちを見ながらそう言ってくれました。
「GODの危険性は分かった。でもだからこそ俺は思うんだ。GODを世界中の皆と分け合えばみんなが幸せになって争いもなくなるんじゃないかって。俺は親父から分け合うという言葉の素晴らしさを教わった。だから今度は俺がその気持ちを誰かに教えてあげたい、だから美食屋になったんだって今ならハッキリ言えるよ」
「イッセー先輩……」
先輩は一龍さんの目を見ながら真剣な表情でそう話しました。その顔が余りにも凛々しくて私やアーシアさん、朱乃さん、イリナさんはちょっと顔を赤くしちゃいました。
「……ふふ、ずっと子供じゃと思っておったがそれは勘違いじゃったようじゃのう」
「親父、じゃあ……」
「じゃが覚悟だけで乗り越えられるものじゃない、それがグルメ界という場所じゃ。もしお前が……いやお前達が本気でGODを追うと言うのならワシが試してやろう」
一龍さんは立ち上がると静かに闘気を出しました。ですがその闘気を感じ取った私達は今まで感じたことのない恐怖を味わった気がしました。
「イッセー、久しぶりに遊んでやろう。ワシを殺す気でかかってこい」
「……っ上等だ!」
こうしてイッセー先輩率いる美食連合軍とIGO会長の一龍さんとの戦いが始まろうとしました。ですが私たちは直ぐに思い知ることになります。
本当の強者の強さを……
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