暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第49話:Snowman
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「バッファリオ…」

「エックス、君のバスターで僕を裁いてくれ…!!罪は償わなければならない…僕の罪は“死”でしか償えないんだ!!」

「(何でこうなるんだ…確かにバッファリオには罪はある。その罪は償わなければならない…だけど…!!)」

バスターから放たれたチャージショットはバッファリオの横の壁を貫くだけで終わる。

「何故だ…何故撃ち抜いてくれない!!」

「出来るか!!確かにお前は罪を犯した。だけどここでお前を倒して何になるんだ!!生きろ…どれだけ辛くても生きて罪を償うんだ!!それがお前に出来る償い……ん?あ、あれは…あの子じゃないか…」

バッファリオの隣を通り過ぎて開けた穴から外を見るとバッファリオの友人である少年が必死に雪だるまを作っていた。

「…………あ、あの子は…どうして…」

「あの子はずっと雪だるまを作ってたんだな。イレギュラー化しても本当のお前はまだいるんだって信じていたんだ。バッファリオはどうなんだ?あの子の気持ちに応えてやれないのか?あの雪だるまに応えてやれないのか?」

エックスの言葉にバッファリオはドームを飛び出して少年の元へと向かっていく。

2人の仲の良い姿を見ていたエックスの胸に暖かいものが灯るのであった。
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