第一幕その十一
[8]前話 [2]次話
「あの人お菓子の畑や果樹園があるね」
「あそこのお菓子で飲むんだ」
「あの人はお酒をそうしてるんだ」
「お菓子を食べてお酒を飲む」
「そう言うと私達みたいだし」
「リンキティンク王と同じかしら」
「あの人はワインやブランデーでご主人と一緒にそうするんだ。あと甘い牛乳にお酒を入れて」
そうしたこともしてというのです。
「飲んでるよ」
「あっ、そういえば」
ここで気付いたのは神宝でした。
「馬のお乳からお酒を造ることが出来るし」
「そうだよね」
「モンゴルであるし」
中国の北にあるこの国にというのです。
「それで牛乳にもだね」
「お酒を入れてね」
「牛乳割りだよね」
「そうして飲んでるんだ」
「色々飲み方があるんだね」
「そうなんだ、オズの国でもね」
お菓子がとても多い国ですがお酒もあって飲む人もいてというのです。
「僕達には関係なくても」
「そうしたものもあることは」
「覚えておいてね」
「わかったよ」
神宝はジャックの言葉に笑顔で頷きました、そうして御飯の時にその牛乳を飲んでまたジャックに言いました。
「牛乳もお酒と一緒に飲むことがある」
「そのことはだね」
「覚えたけれど不思議だね」
「しかも美味しいっていうから」
「だからだね」
「そのことも不思議だよ、けれど僕達の世界でもある飲み方だし」
それでというのです。
「大人の人達にとっては不思議じゃないね」
「そうだね、普通に飲んでる人いるから」
「それじゃあね、じゃあ今はね」
「牛乳をだね」
「こうして飲むよ、中国では長い間飲んでいなかったけれど」
「そうだったんだ」
「色々なものを食べる国だけれど」
それでもというのです。
「牛乳そして乳製品は主な食材じゃなかったんだ」
「色々なものを食べてもなんだ」
「西の方の飲みもの食べものでね」
それでというのです。
「中国では食べる風習なかったんだ」
「それも面白いね」
「今じゃ飲んで食べて僕も好きだけれどね」
それでもかつては違ったというのです、こうしたことをお話しながらでした。
一行はエメラルドの都に向かっていきます、そうしてまずはオズマに会って大尉へのお願いが何かを聞くのでした。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ