ターン5 多重結界のショータイム
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は十中八九先ほど手札に加えた大革命返し、あのカウンタートラップによってカード2枚以上を同時に破壊する効果を無効にすることができる。
「だが、まだだ。妖刀−不知火を通常召喚!」
妖刀−不知火 攻800
「だが、豪雨の結界像により水属性以外の特殊召喚は封じられる」
「わかってるよ、そんなこと。そんな余裕見せて、後で吠え面かいても知らないぜ?アタシはレベル2のバージェストマ・ハルキゲニアと、妖刀−不知火でオーバーレイ!」
2体のモンスターが赤と青の光となって螺旋を描きつつ上空に昇り、おもむろに向きを変えて足元に発生した宇宙空間へと飛び込んで爆発を起こす。
彼女のエクストラデッキには耐性と破壊効果、そして攻撃力を持ち合わせるバージェストマ・アノマロカリスのカードが存在するが、その召喚条件はレベル2モンスター3体以上と重くこの状況で特殊召喚するすべはない。だがそれとは別にもう1枚、その手元には水属性モンスターが控えている。この状況を打破するだけの力を持ったモンスターが。
「戦場たゆたう妖の海よ、原初の楽園の記憶を覚ませ!エクシーズ召喚、バージェストマ・オパビニア!」
☆2+☆2=★2
バージェストマ・オパビニア 守2400
「ほう……!」
バージェストマ第二のエクシーズモンスター、攻めのアノマロカリスと対になる守りのオパビニア。大地低くから頭上に存在する5つもの目で全方位への視界を確保する、不釣り合いなほどに巨大な口吻から油断なく息を吸い吐きする奇怪な古代生物が糸巻の場に現れる。
「オパビニアの効果を発動!トラップをエクシーズ素材に持つオパビニアは1ターンに1度オーバーレイ・ユニット1つを取り除くことで、デッキからバージェストマ1枚を手札に加えることができる。1つ断っておいてやるが、このモンスターはあらゆるモンスター効果を受け付けない。つまりご自慢の灰流うららでも、このサーチ能力は止められないぜ。カンブリアの奉納!」
デッキを取り出し、素早く中身に目を通す。この状況でサーチの候補となるバージェストマは全部で3種類、そう彼女は考える。まず1つが、モンスターを裏守備にすることで一時的にロックを解除するカナディア。だが召喚権を失いアンデットワールドの使えない彼女にそこから展開するすべはなく、何らかの方法でこのターンを防がれれば再び反転召喚によりロックが戻ってしまう。次に候補となるのがドラミング・コングの破壊から混沌の場の解除まで魔法・罠破壊能力を用い柔軟な対応が可能となるオレノイデスだが、これも破壊したい候補が多すぎて焼け石に水でしかない。
となると、彼女の腹は決まった。
「バージェストマ・ディノミスクスを手札に加える。そしてオパビニアの更なる効果により、ア
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