第84話
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、目いっぱい働いたんでしょうし。」
「そうそう、捕まってた分。今夜はボクが働くからさ!」
「俺も手伝わせてもらおう。明日に備え、しっかり休んで英気を養っておいてもらいたい。」
「うーん、そう言われると…………」
「休息も大切な任務ですか…………」
「わかりました。―――何かあればご連絡ください。」
ユーシス達の好意を受ける事を決めたセレーネはリィン達の代わりに演習地に戻る事を答え
「フフ、ちょうど夏至祭の夜だし少しは愉しんで帰ったらどうだい?」
「まあ、夜更かししない程度にな。」
アンゼリカはリィン達にある提案をし、アンゼリカの提案を聞いたパトリックは苦笑しながら忠告した。
「ふむ、あれが改めて打診のあった…………」
「…………ええ。自分も流石に驚きました。」
「フフ、私は以前から面識はありましたけどね。」
「…………?何の話ですか?」
去って行くリィン達の背中を見つめながら会話をしているハイアームズ侯爵達の会話内容の意味がわからないパトリックは不思議そうな表情で訊ね
「ふぅん、ひょっとして…………」
「あ、ボクもちょっと聞いたことがあるかも。」
ハイアームズ侯爵達の会話が聞こえ、察しがついたサラとミリアムもそれぞれリィン達を見つめていた。
「フフ…………会うのは初めてだが師からの手紙で存じている。この身は既に帝国貴族、随分羨ましく思っていたものだ。」
「恐縮です、准将。」
ウォレス准将に話しかけられたガイウスは謙遜した様子で答えた。
「――――結社にせよ、会議にせよ、明日は恐らく佳境を迎えるだろう。風と女神の導きを、ガイウス。君の使命を果たすといいだろう。」
「ええ、そのつもりです。ただし、使命ではなく――――あくまで”Z組”としてですが。」
その後リィン達は夏至祭を行っている都市内を軽く回って演習地にいる第U分校の教官や生徒達の為のお土産を買った後演習地へと帰還した――――
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