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レーヴァティン
第九十三話 ローマからその十一
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「有り得るな」
「そうだよね」
「結局海の魔神のことはあまりわかってないしな」
「そうそう、殆どね」
「二つの島に広がる海を支配していてな」
「下の広大な世界を全部石にしたうえで覆ってね」
「そうしているのはわかってるけれどな」
 それでもというのだ。
「あととんでもない規模の軍勢を持っていてな」
「けれどその目的はわかっていないし」
「この世界をどうしたいのかな」
「ただ世界を石にして海の中に覆いたいのかな」
「それはないだろ」
 まず、とだ。久志は淳二の今の言葉は否定した。
「それは御前もわかって言ってるな」
「うん、それだけで満足するとかね」
「ないな」
「まずね」
「そうすることに目的があるんだよ」
「そしてその目的もわからないし」
「外見も名前すらもな」
 こうした肝心なこともというのだ。
「全く、だからな」
「全然わかってないんだよね」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「どれだけの力かわからないしな」
「ひょっとしたらおいら達のことはわかっていて」
 既にというのだ。
「自分を倒そうとしている連中の邪魔をしているのかもね」
「それは有り得るな」
「うん、じゃあね」
「これが何時までも続くとな」
「まずいな」
「そうだね」
「ああ、魔神がずっとそうしてくるとなるとな」
 それならとだ、久志は考えながら述べた。
「厄介だな、けれどな」
「厄介でもだね」
「この状況を乗り越えないとな」
「島を統一して魔神を倒すとかね」
「出来ないからな」
「それだったらね」
「ああ、この状況をどう打開するか」
 久志は考える顔で述べた」
「これからな」
「考えていこうね」
「そうしような、モンスターについてはな」
 並のモンスター達にはというのだ。
「巨人とか強いのは俺達が出向くけれどな」
「並のモンスター達はだね」
「兵達達にほぼ任せるか」
「そうするんだね」
「ああ、それも戦士達だけじゃなくてな」
 それにというのだ。
「メイジにプリーストにアーチャーにな」
「色々な職業をだね」
「集めような、鉄砲だって持ちたいしな」
 この武器もというのだ。
「それも沢山な」
「ああ、鉄砲だね」
「だからガンマンもな」
 銃を使うものもというのだ。
「雇いたいな」
「それで強い軍隊にしたいんだね」
「色々な要素があるな、それとな」 
 さらに話す久志だった。
「数だってな」
「それもだね」
「揃えてな」
「モンスターも倒すんだね」
「それじゃあな」
 こうしたことを話してだ、そしてだった。
 久志は軍勢を多くの職種から雇うことにして数も増やすことにした、しかしだった。 
 軍勢を揃えるには時間がかかる、だからその間はだった。

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