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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica35-Aエレミアの手記〜She's Memory1〜
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へ赴いていた。
「ほら、アインハルトも防護服に変身して。素っ裸のままでフォルセティの前に出て行きたいなら止めないけど」
「っ!! そ、それは無理、ダメです! ティ、ティオ!」
「にゃあ!」
リヴィアさんにそう言われて、慌てて防護服へと変身。これで一安心と安堵している中、「おーい、お前ら〜!」番長さんの声が廊下の奥から聞こえてきました。そちらに目をやると、ヴィヴィオさんやジークさんみたく小さくなってしまっている番長さんとヴィクターさんが、脱げ掛けてる防護服に四苦八苦しながらやって来ました。
「なあ、あのチビ魔女はどうした?」
「それに・・・ジークとヴィヴィ、セティとコロナも居ませんわね・・・」
「ファビアちゃんは今、フォルセティ君と闘っているよ」
「ヴィヴィオさんとチャンピオンは、お2人のように小さくなってしまったので、今は無事なコロナさんが見てくれています」
状況の確認をし終え、ホールに戻ろうとしているところに、「皆さ〜ん、もう大丈夫ですよ〜!」とコロナさんが私たちを呼びました。ルーテシアさんが「残念」と肩を竦め、番長さんも「チッ。オレがやりたかったんだがな」と小さな拳をギュッと握りました。
「ほら、行きますわよ」
ホールへと戻ると、小さいままのヴィヴィオさんとジークさん、側にはコロナさん。そしてフォルセティさんと、蒼く輝くバインドに拘束された元の姿に戻っているファビアさんが居ました。
「お父さん直伝の魔力阻害効果を持ったシーリングバインドで拘束してるんだけど、やっぱり魔女術だからかヴィヴィオやジークさん、それに・・・ヴィクターさんと番長の体は戻ってない・・・ね」
「おおう、ヴィクターと番長も小さなったんやな〜。お揃いや〜」
「だな!」
「嫌なお揃いですわ・・・」
私たちもファビアさんの側へと近寄り、私は「ファビアさん」と呼び掛けると彼女はプイッと顔を背けました。するとジークさんが、自分の方に顔を向けたファビアさんの額を小さな拳でコツンと小突いた。
「こーら。まったくもう、今のはオイタした罰や。もうこんな事やったらアカンよ?」
「ファビアさん。皆さんにちゃんと、ごめんなさい、しましょう」
「あ・・・」
ヴィヴィオさんとジークさんとファビアさんのこのやり取りに、私はオリヴィエ殿下とリッドとカイラの姿を幻視した。当時も、カイラのイタズラによって困らされたリッドが、よく彼女の額を拳や指で小突いたりしていました。それが懐かしく思ったのは私だけではなく、ファビアさんもそのようで・・・。目を丸くしていた瞳から大粒の涙が溢れては零れました。
「うわぁ!? ご、ごめんな!? 痛かった!?」
「たぶん、違いますよね? ファビアさん、当時のオリヴィ
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