暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica35-Aエレミアの手記〜She's Memory1〜
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ァング!」を打ち込んでく。奴らは次々と書棚に突っ込んで行って、そのまま行動不能に陥る。

「すげぇ・・・。目で追えねぇ・・・」

「これならすぐに片付きそうですわね」

「やっちゃえリヴィちゃん!」

数は多いし爆弾なんて攻撃手段に苦労させられたけど、あんまり強くないからすぐに目に見える奴らはぶっ飛ばせた。最後の1体を踏み付けて床にめり込ませたのを確認して、「ヴィヴィオ達は大丈夫かな?」って、あの子たちが向かった方へと目を向けていると、「おい、新手だ!」って番長が叫んだ。

「またですの!」

「このままじゃ魔力も体力も尽きちゃいます!」

「ああんもう!」

魔力も体力もまだまだあるけど、さすがに疲労は溜まるから勘弁してほしい。私はコロナと頷き合って、迎撃に入ろうとしたんだけど・・・。

「みんなその場から動かないで!」

――コード・シュトルムゲヴェーア――

その声と一緒に放たれてきたサファイアブルーに輝く小型魔力弾が、「おおう!」ぬいぐるみ軍団を撃ち抜いてく。

「フォルセティ!」「フォルセティ君!?」

「うお!? さすがに男に全裸は見せらんねぇぞ!?」

「そんな露出の高い防護服を選んだあなたの自業自得ですわ」

番長が体を隠せる場所を探すために辺りをキョロキョロ。しかし残念。隠れるのに最適な彫刻群はもう全滅なので〜す。魔力弾の連射は途切れることなく、新たな援軍すらも容赦なくピンポイントで撃ち抜いていって、とうとう援軍も途切れた。

「フォルセティ君、どうしたのソレ?」

私たちの前に姿を見せたフォルセティは布で目隠ししていて、コロナの問いに「いや、見ちゃいけないものがあるから」ってヴィクターさんや番長の方を見た。

「いや見えてんじゃねぇかよ!? パンツくらいなら気にしねぇが、全裸はダメだ! あっち向け、あっち!」

「お待ちなさい、不良娘。あそこまで厚く巻いていたら見えるわけがありませんわよ・・・。ですが正確に着弾させていましたし・・・。まさか、魔力反応で・・・!?」

「あ、はい。視界は封じてますけど魔力探知は生きてますから、どこに誰が居るくらいは判ります。さすがに魔力を持ってない一般人は無理ですけど」

あはっ、と笑ったフォルセティに、ヴィクターさんは「もう驚きもしませんわ」苦笑して、番長は「セインテスト家ってすげぇんだな」感心した。番長の意見には全面的に賛成だ。

「にしても、コイツら一体なんなんだ?」

「あ、それなんですがファビア・クロゼルグが仕掛けてきました」

「彼女が無限書庫(ここ)に居ますの!?」

「おいおい、先回りされてたってことかよ!」

「でもフォルセティ君がここに居るっていうことは、捕まえることが出来たの?」

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