51 パイレーツ・オブ??
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_「わかった、わかったヨ。降参だ。…鬼兵隊の隊士たちが小声で話してるのを聞いたんダヨ。俺、地獄耳だからサ。聞こえちゃったんだよネ?」
_「…そう。聞こえちゃったんなら仕方ないわね?…で?今日の晩御飯のことも聞いたのかしら?」
_「そう。こりゃァいい機会だって、同伴に(あぶと)も連れてきたヨ。」
_「お断りいただこうにも無理だったそうね?…来たいならアポをお取りなさいな。ないなら不法侵入で撃たれても文句は言えないわよ?…まぁ、撃たれたいっていうならいつでも撃ってあげるから言ってくれれば。なんなら今日だっていいわ。」
いやぁ、遠慮しとく。と言ってかわされた。たいした度胸だ。海賊にふさわしい。パイレーツ・オブ・ザ・ハルサメンだわ。wwwパクリがすごい。www
ついでにテーマソングも流しとくか。wwwおまけで。
_「…で、結局…神威は参加するのか?」
と堪りかねて晋助が口を開く。
_「そうダネ、…許可してくれるんなら?」
どうする?と皆に目配せする。…仕方なくOKしてくれたようだ。じゃあ仕方ない。宴が終わり次第宇宙に放り出すことにしよう。
_「…仕方ないわね。ただし、宴が終わり次第帰ってもらうわよ?…なんなら宇宙に放り出すから安心して。」
_「えー、ひどいナ。そりゃあないよ零杏。」
そんなくだらねェ会話をしていると、状況を察知したのか、手の空いていた武市が宴の開幕を宣言する。今回の宴の大義名分は、双子の御披露目である。だがしかし、江戸での大規模なテロの成功を祝うという名目でもある。なんならここに警察がいるので逮捕状さえ書けば捕まえてもよいが、後々色々面倒なことに巻き込まれたくないので、今回は見逃してあげることにしよう。
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パーティーが終わり、双子がぐずりだしたので、酔っぱらってる神威を抱えた阿伏兎に免じて、船に送り届けてあげた。あの神威が酔っぱらってるので、相当なものである。いや、先日の仕返しとして総悟の部屋からパクってきた『鬼嫁』を本来の酒と入れ替えて散々飲ましてやったら、思いのほかコロッと逝ってくれたくれたので、少しだけ総悟を見直したのである。
さて、それから1ヶ月後くらいであろうか、そろそろ動き出す、との連絡を受け、真選組の動向を探ることにした。
着替えを済ませて稽古姿になり、持った竹刀を構えて、隊士たちに稽古をつける。姐さん強ェよ、オレ今日で死ぬんじゃね?とか言う声も聞こえてきたが、そこは敢えて無視を決め込むことにした。
_「ハイハイ、そこ。余所見しない。そんなんで私に勝とうだなんて千年早い。ホラ、頑張って。…いいわ、私は見ていてあげるから、お互いで戦ってみなさいな。」
そんな感じで
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