替え玉狂騒曲 (舞台用シナリオ)
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シーン@
〇裕次郎宅・リビング(まもなく午後一時)
上手にキッチン
中央にリビングダイニング 下手に廊下と玄関
リビングにダイニングテーブル ソファとローテーブル
キッチンとの間にはアコーデオンカーテン
(カーテンは開いている)
リビングダイニングの廊下側にはソファとローテーブル
キッチン側にはダイニングテーブル
その上にポットと茶のセットが置いてある
棚には本(小説などに混ざりゴルゴ13の漫画本)、
酒瓶(洋酒や焼酎など)、缶詰
------- テレビの音がしている
------- トイレを流す音 ドアを乱暴に閉める音
明(声) 「まり子さ〜ん、まり子さ〜ん、トイレ空いたよ〜。」
まり子(声)「はーい」
------- しばらくして、再びトイレを流す音
まり子、新聞と眼鏡を持ち、廊下奥から現れる
部屋に入ると顔をしかめ、
ローテーブルのテレビリモコンを掴み
観客席に向け、スイッチを切る仕草
--------テレビの音が止む
今来た廊下に目をやるまり子
辺りも散らかっていて、
溜息をつくと、面倒そうに片付け始める
裕次郎、台本を読みながら、同室に入ってくる
裕次郎 「おい、熱い茶を一杯入れてくれ。……おい。」
まり子、片づける手を止めず、そっぽを向いたまま
まり子 「ポットにお湯入ってますから、ご自分でどうぞ。」
裕次郎、ダイニングテーブルに座り
自分で茶を淹れ始める
明、廊下に現れ部屋の前で立ち止まると
聞き耳をたてる
まり子 「あなた、お義父さんなんとかしてよ。
何でもやりっぱなしなんだから。
今も、テレビ付けっぱなし、
読んだ新聞はトイレに置きっ放し。
(新聞を裕次郎の顔の前で振り、ニオイを嗅いで)
臭っさい。
トイレのスリッパもなくなってたし……。」
はっとして、足元を見る明。
トイレのスリッパを慌てて脱ぐと
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