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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第45話:Change
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ロイドが所属する部隊である。
ゼロなら戦闘能力も申し分ないだろうし、必要な技術は短期間で扱えるようになるだろう。
「でもゼロが隠密かあ…少しアーマーの色がミスマッチかも」
「それ、私も思ったわ」
気配さえ消す技術があれば大した問題ではないのだが、紅いアーマーに金髪と言うゼロの容姿は少し隠密部隊にはミスマッチだと思ってしまう。
部屋にエックスとエイリアの笑い声が響き渡る。
「エックス、セカンドアーマーのレプリカが完成したから退院したら装着して欲しいの…これも必要にならなければ良いんだけどね…」
セカンドアーマーのレプリカとは言え、それが必要になるような事件など起きない方が良いと言うのはエックスとエイリアの共通する想いである。
しかし今回の戦いで劣化レプリカとは言え強化アーマーの有用性が分かったので用意しておくに越したことはない。
「…そうだね…」
「…あら?もうこんな時間だわ、それじゃあエックス。また来るから」
時間を見ると、自分はそろそろ戻らねばならない時間となっていたので空となったE缶をゴミ箱に捨てると部屋を後にしようとする。
「うん、エイリア、E缶ご馳走様。」
「どういたしまして…そうそう、エックス。あなたが退院したら近い内にDrが知り合いのDr.ドップラーのいるドッペルタウンに足を運ぶそうよ。エックスも連れていくそうだから覚えておいて」
「分かった、ありがとう」
エイリアが退室し、エックスは再び資料を読み始めると資料の1つから1枚の写真が落ちてそれを拾い上げるとエックスは思わず微笑んだ。
写真に写っているのはホログラムで出てくるものよりも若いライト博士と…エックスよりも前に製造された自分の兄弟達の姿であった。
こうして2回目のシグマとの戦いを乗り越え、ゼロが復活したことでハンターベースでも明確な変化が起きていく。
ゼロの帰還を喜ぶ同期の者、そして新たな隊長として彼に忍びとしての技術を教える者…そして……彼を憎悪する者も。
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