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オルフェノクの使い魔
オルフェノクの使い魔でホワイトデー
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教員&男子生徒)

ヴァレンタインが掲示されたちょうど一ヶ月後、同じ掲示板にホワイトデー企画が掲示された。ついでに、今回の企画者はオスマンとなっている。
それを見た教員と生徒の男のほぼすべてが慌てた。何せ、先月のヴァレンタインでチョコレートをもらうため、プレゼント作戦を行ったり、それなりにいいレストランで食事をしたりしたのだ。はっきり言って『ヴァレンタインのお返しをしよう』というこの企画のために回すお金がないと頭を抱える男は少なくない。
それだけではない。もらった相手が複数いたため、誰にもらったか忘れたという不届き者までいるのだ。ここで渡さなければ、間違いなく悪評がつく。
しかも、ヴァレンタインと違い、何をプレゼントすればいいかが書かれていない。
さらにたちが悪いのは『男の甲斐性を見せろ!! プレゼントは倍返しが基本(チョコレートを倍渡せという意味ではない)。追伸、教師諸君、成績をプレゼントするのはダメだ』と書かれている。

「ど、どうしよぉ…」

ギーシュは掲示板の前で膝をついて崩れ落ちた。彼の場合はチョコレートをくれた相手は覚えている。しかし、プレゼントを買うことができない。
ここで、プレゼントができなかったことを想像してみる……
ギーシュの脳内では、モンモランシーを筆頭とした女子たちが自分に蔑んだ視線を向け、去っていく姿が見えた。

「うわぁぁぁぁぁ!!!! モ、モンモランシー!!!」


―――――――――――――――――――――――――――――


「わ、私はどうすれば…」

ギーシュの横でコルベールが膝をついて崩れ落ちた。彼の場合、サイトとオスマンの策略によってヴァレンタインの企画者に祭り上げられ、それによって憐れんだ女性教員や女子生徒からチョコレートをもらいまくった。もし、誰が一番チョコレートをもらったかをレースしていたとしたら、彼がぶっちぎりで優勝していたであろうというぐらいもらった。そのため、彼は誰からもらったか把握できなくなってしまったのだ。
ここで、適当にお返しをしてしまったら…
お返しを貰えた者と貰えなかった者が出来てしまい、結果、贔屓をしていると責められる自分の姿が、コルベールの脳内で再生された。

「な、なんとかせねばぁ!!」


――――――――――――――――――――――――――


多くの男子たちが頭を抱えている中、一人の太った少年が余裕の笑みを浮かべた。

「フ、どいつもこいつも、バカみたく…」

それを近くにいたため耳に入った男子が太った少年を睨みつけた。

「んだよ。マリコルヌはくれた相手もわかってて、プレゼントできるだけの金があるっていうのか!?」

「フ、ふ府不負婦腑…
ボクはね…」

突然、狂ったように笑いだした。マリコルヌは思
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