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オルフェノクの使い魔
オルフェノクの使い魔13
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トリステイン軍が陣をしくそばに、ゼロ戦を着陸させ、脱力したルイズをキュルケたちに託し、サイトはゼロ戦から飛び降りて再びデルタに変身した。

「おまえたちは、ここでこいつを守っていてくれ」

「ダーリンは!?」

「俺は、村に降りたままの敵を殺る。それにあの火を消せるのは、俺くらいしかいないだろう? どっかの誰かが、戦艦ごと雲まで吹き飛ばしたからな。雲を集めて雨を降らせられないから、村の真ん中にでかい噴水を作ってくる」

そう言うと、デルタはデルタフォンを抜き、コードを音声入力する。

「three・eight・two・one」

<Jet Sliger come closer>

その数秒後、轟音と共に、黒と銀に輝くなにかが近づいてきた。

「な、何!?」

「デルタの相棒だ」

なにか、デルタのサポートビークル、ジェットスライガーがデルタの前で止まった。
離れていろと声をかけ、デルタはジェットスライガーに乗り込み、ハンドルを握った。ルクシオンジェネレーターが唸りだし、ジェットスライガーは物凄い速さで、発進した。

「ウソ…なんて速さなの……」

「……(コクコク)」

キュルケとタバサは呆然と見送った。


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ジェットスライガーは、時速1300kmという恐ろしい速さで進んでいく。あっという間に村が見えてきた。
村の入り口付近に三人のメイジが、いるのが見えた。

「邪魔だ」

そう呟きながら、デルタは引き金を引いた。ジェットスライガーの前部からフォトンミサイルが、発射された。
ミサイルが三人を木っ端微塵に吹き飛ばし、ジェットスライガーは村に突っ込んでいく。
敵を片っ端からミサイルか、スピードをまったく緩めていないジェットスライガーの体当たりで葬り、村の中心にたどり着いた。
デルタからサイトへと戻り、今度はミズチオルフェノクへと変化する。

「さてと、やるか」

ミズチオルフェノクはトライデントを地面に突き刺し、水を呼ぶ。
水がそれに応え、地面から噴出す。そして、その水は、天高く舞い上がり、雨のようになって村を燃やした火を消していく。
この様子は、トリステイン軍にも見え、再び、マザリーニがでまかせを叫び、戦意を高めさせた。それを隣りで聞いていたアンリエッタは、よくもまぁ、思いつくものだと感心し、マザリーニの二つ名を「でまかせ」か「口八丁」に換えてしまおうかと本気で考え始めた。


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デルタの変身を解除すると同時に、ジェットスライガーが帰ってしまったため、仕方なく、飛龍形態
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