暁 〜小説投稿サイト〜
オルフェノクの使い魔
オルフェノクの使い魔9
[7/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ルドはデルタへと変身した。ライダースーツが、ダメージでボロボロになった体を補助し、麻薬のようにワルドから痛みを取り払った。

「素晴らしい力を感じる。確か、こうだったな。ファイヤー」

<Burst Mode>

デルタは銃口を二人に向け、引き金を引いた。

「さてと、きみの言う、パーティとやらの第三幕、いや最終幕だ」

「!」

「キャア!!」

ミズチオルフェノクはルイズを抱えて横にとんだ。銃を撃ち慣れないデルタの放ったフォトンの弾丸は、正確性がなかった。だが、それが逆に脅威と言えた。凶弾がミズチオルフェノクの足にあたった。

「グッ!!」

膝をついたミズチオルフェノクは、ルイズを背後に押しやり、トライデントで捌こうとする。何発かは、さばくことができたが、数発を体で受け止めた。
デルタが、ミズチオルフェノクに襲い掛かる。肉弾戦の能力がさほど高いわけではないミズチオルフェノクが、トリニティーストリームという脅威の出力を持つデルタに及ぶはずも無く、防戦一方となる。攻撃自体はモーションがバレバレのため、脅威ではないが、威力がバカにならない、3,5tのパンチと8tのキックがガードの上からでも、十分にダメージを与えてくる。

(やつが、ルシファーズハンマーの使い方が分からないのが、せめてもの救いか…だが、このままでは、いずれまずいことになる。クソ!! カイザがあれば)

そのとき、ミズチオルフェノクが礼拝堂に突入するときに破った天窓から、飛龍形態のミズチオルフェノクよりもさらに大きな竜が現れた。

「ダーリン!! オールド・オスマンからの届け物よ!!」

シルフィードの上からキュルケが、袋を投げた。ミズチオルフェノクはシルフィードの登場で攻撃が止まったデルタを蹴り飛ばし、袋を受け取った。

「助かった」

サイトは袋を破り捨て、カイザドライバーを装着した。

――― 9 1 3 ENTER ―――

<Stnding By>

サイトはカイザフォンを左手に持ち、スタートアップコードを入力すると、握った右拳を腰に構え、左手を天に向けた。左手を上げると同時に投げたカイザフォンが宙を舞い、その間に右手と左手を入れ替え、右手でカイザフォンをキャッチした。

「変身!!」

カイザフォンをカイザドライバーにセットする。

<Complete>

サイトの体を黄色いラインが包み込み、『闇に轟く黄色の雷鳴』カイザへと変身した。
右手の指を小指から順に握る。

「それは、ウェールズが俺に友の証ってことでくれたものだ。それを使いやがって…覚悟はできているんだろうな? 
物語は起承転結。これが本当の最終幕だ」

腰に装備されているΧ型の武器、カイザブレイガンを手にし、コッキングレバ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ