オルフェノクの使い魔6
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然割り込んできた第三者の声にサイトは冷静に、ルイズは驚いて振り返る。そこには巨大なゴーレムの肩に乗ったフーケがいた。その隣りには黒いマントと白い仮面を身につけた貴族がいた。
「なんだ。『おもらし』のフーケか」
「『土くれ』よ!! つ! ち! く! れ! 何よ、おもらしって!!」
「してたじゃないか。俺にビビって」
「それより、あんた牢屋に入れられてたんじゃ……」
「親切な人がいてね。私みたいな美人はもっと世の中のために役に立たなくてはいけないと言って、出してくれたのよ」
「…傭兵をけしかけたのはおまえか」
「ご名答よ」
「…おもらし、おまえに付き合ってられるほど、俺たちは暇じゃないんだ。世の中の役に立ちたいなら勝手に立ってろ。
邪魔だ」
「お、おおおお、おもらしって言うなあァァァァァ!!!!!!!!」
フーケの叫び声に合わせてゴーレムの拳が繰り出された。
サイトはそれを回避し、ルイズを抱きかかえると、1階にいるで仲間の下へ向かう。
仕入れた情報が正しければ、傭兵たちは負けていた王族側に雇われていたらしい、ということは、メイジとの戦闘にも慣れているはずである。
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