暁 〜小説投稿サイト〜
テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十四話
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
変えてしまう事も出来るかもしれないわね」

それって色々ヤバいんじゃ……って……つまりそれって……。


「成る程な。つまり、今起きている生物変化は、この仕組みで起きているかもしれない、という事か」


「現段階じゃ正解って事かしら。じゃあ、ドクメントを閉じるわね」


クラトス師匠の言葉にリタが頷いてそう言った後、メルディの周りに出ていたドクメントはゆっくりと消えていった。






「――う〜……メルディ、何か、クラクラするよ〜」


「……大丈夫……?」


ドクメントが消えたと同時にフラつくメルディをメリアが支える。
それを見たリタは苦い表情を浮かべた。


「ごめん。無理をさせてしまったわね。本来、不可視のものを、今は無理矢理可視状態にしてるから、被験者には負担がかかってしまうのよ」


「細かいドクメントの展開も危険ね。本当は細かいトコまで解析させてもらいたいけど」


そう説明していくリタとハロルド。そうなんだ……それじゃ人工精霊は…?


「それじゃ…人工精霊はどうやって出来てるの…?」


「人工精霊の場合は、人工的にドクメントを作り出すところから始まるわ。ドクメントは、精妙な非物質エネルギー。術者の念、自然界の気なんかを掛け合わせてドクメントを作るの。んで、その人工ドクメントエネルギーの振動数を、濃密な状態へ落とすと実体化するってワケ。
あ、ほら。聖者が何もない所から、食べ物や衣類を出して人々に与えたって話とかあるでしょ?あれは、この技術の為と言われてるわ。マナ、自然界の気、術者の意識を持って非物質状態でドクメントを構成して。そのドクメントの振動数を落としてやると物質になっていくのよ」



ハロルドの長い説明に頭がこんがらがったいく気がした。ただ分かったことと言えば……それってどんだけ凄い事だよ。


「でも……実質そんな事って…」


「まあ、術者の精神力や技量によってまちまちよ。そこまでの力を持つ様な精神力の持ち主は滅多にいないと思うわ。この技術は、そうそう簡単に使えるもんじゃないわね」




「……だよね。そんな事出来る人がいればそれこそ大騒ぎだし…だからこそしいなの人工精霊も暴走したんだろうね」


シリアスな空気の中、不意に『どうせアタシなんか……』とか聞こえた気がした。







――――――――――――



「――……リタ、ハロルド…ちょっとお願いがあるんだけど」


ホールに集まっていた面々が解散した後、僕はリタとハロルドについて研究室に入り、二人の前でそう口を開いた。


「――何よ急に改まって…面倒事なら勘弁よ」


「それで、なになに〜お
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ