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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第41話:Special Skill U
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「…良いだろう…俺は俺に賭けるがなっ!!」
両腕にエネルギーをチャージさせていくエックスにアジール達は嘲笑う。
「そうそう…精々抗って…下さい…よっ!!」
アジール達が3人同時にエックスに向かっていく。
「(攻撃の優先順位が高いのはアジールとサーゲスだ。まずこの2人を倒さなければ!!)ギガクラッシュ!!」
エックスが最初に繰り出したのはセカンドアーマーの切り札と呼べるギガクラッシュである。
エネルギー波がアジール達を飲み込むが、ダメージはあまり与えられていない。
「雑魚相手ならいざ知らず、我らがその程度の技で…やられると思ったのですか!?笑止せ・んば…ん!?」
エックスがギガクラッシュを放った本当の目的はアジール達へのダメージではない。
「(ア、アイセンサーがっ!!あまりの光量で…壊れた!?)」
エックスの狙いはアジール達の目潰しである。
そしてエックスの本命が放たれた。
「ダブルチャージショット!!」
一発目がアジールの胴体を吹き飛ばし、飛行ユニットの陰にいたことで何とか目潰しを凌いだサーゲスの飛行ユニットと下半身を粉砕した。
しかし、まだバイオレンが残っている。
「バ・バスターの音でお・お前の位置がわ・わ・わ・わ分かったんだなっ!!」
エックスに飛び掛かるバイオレンにサーゲスは勝利を確信した。
「か…勝った…奴はチャージが間に合わん!!チャージしていない一撃ではバイオレンの装甲は貫けんわい!!やっと…やっと勝てたわい…長かった…長かったわ…!!?」
鈍い音が響き渡り、エックスの敗北した姿を見ようとするが、煙が晴れた先にはエックスの鋭いアッパーカットがバイオレンに炸裂していた。
「あ…ぎ…?」
「昇竜拳!!」
ライト博士によって新しく習得した昇竜拳をバイオレンに叩き込んだエックス。
バイオレンもまさか、エックスが徒手空拳で反撃するなど予想しておらず、昇竜拳をまともに受けたバイオレンの頭部は粉微塵になってしまった。
エックス対カウンターハンターとの戦いはエックスの勝利で終わったのである。
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