第4話
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法のことを聞いていた。
リュウジが使える攻撃魔法は少ない。
接近戦用の魔力刃と打撃のブレイクインパルス、そして射撃魔法のシュートバレットに直射型砲撃のストライクスマッシャーだけである。
だが、リュウジが使う攻撃魔法はほぼシュートバレットに限られ、接近戦もブレイクインパルスを使うか使わないかというくらいだ。
事実、先ほどのリョウの攻撃を自らの攻撃で防いだ際も攻撃魔法は使用していない。
そう、攻撃魔法はだが・・・
林に逃げ込んだリョウは移動しながら作戦を考える。
(あの近接攻撃に使われたのは恐らく強化魔法・・・ストライクパワーだけ、接近戦だけなら以外にこっちに分がある。お父さんは接近戦が苦手だ。ブレイクインパルスに通常の強化打撃で合わせれば手がしびれて暫くは使えない。とすれば、あのガトリング砲をどうにかしないと)
リョウは自らが独自に学んだこと、アルティスから受けた講義を思い出しながら林の中をジグザグに飛行し位置を掴ませないように移動していく。
(おじさんが言っていたあの魔法の弱点は・・・)
リョウは射撃が止まったことを感じると、ゆっくりとリュウジの方向へと移動を始めた。
一方、リュウジはいきなり切り札とも言える魔法を使用してしまったことに若干焦りを感じていた。
(腕が痺れる。まさかブレイクインパルスとはな・・・判断ミス、やっぱりブランクか)
痺れる両腕で、なんとかデバイスを持っているものの、リョウの見た目以上に鍛えられた筋力と握力で使用されたブレイクインパルスはリュウジの予想を上回っていた。
それに、接近戦時の思いっきりの良さと、相手の死角からの攻撃、そして後退のタイミング、どれをとっても接近戦の能力は自らよりも上であるということを自覚させられた。
(リューネの血か)
今は亡き前妻の接近戦の強さは異常であった。恐らく当時の管理局で彼女に勝てる人はいなかっただろう。リョウはその才能を受け継いでいるのかもしれないと彼は思ってしまう。
少しだけ嬉しいような気にもなるが、頭を振って思考を切り替える。
(さて、恐らく次の手は高速移動か死角からの接近戦どちらかだろうけど・・・このガトリング砲どうやって攻略するのかな?)
リュウジはそのように思いながら全方位へと神経を集中させる。
と、同時に自らの真下に無数の魔力反応を感じた。
「真下!?」
咄嗟に交代すると、リュウジがいた場所を無数の魔力刃が地上から伸びてきた。
そう、魔力刃が飛んできたのではなく、伸びてきたのだ。
「何、この魔法?」
リュウジが初めて見る魔法であった。
しかも、移動した際に遅れて付いてくる魔力スフィアが数個破壊されていた。
「そこ!」
リュウジは魔
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