第六章
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ったというのだ。
「有り難いことに」
「それは何よりです。では」
「はい、これからも」
「その新たなお力も使われて」
「この世界を救っていきます」
喜久子は太宰に確かな声で答えた、そして実際に新たな神具と強くなった己の力をこの世界に役立てていこうと誓った、その為に得たものだとわかっているが故に。慣れない仕事を果たした彼女は実に澄んだ笑顔になっていた。
慣れない仕事 完
2019・2・25
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