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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第39話:Giga Crash
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もあるのかお前?」

「ぐっ!!放せ!!」

アリゲイツを殴るが、頑強な装甲を持つアリゲイツにはびくともしない。

「まあ、安心しな。手加減はしてやる!!ジワジワと痛め付けて殺すためにな!!」

エックスを投げ飛ばしてオイルの中に沈ませるとアリゲイツもオイルの中に潜った。

「くそ…(バスターが使えればあいつに有効打を打てそうなストライクチェーンやバブルスプラッシュが使えるんだが…)」

「スピンホイール!!」

回転しながら迫ってくる円盤状のノコギリがエックスに迫る。

壁蹴りを駆使してかわそうにも地形を這う能力を持つためにエックスの背中に傷をつける。

「ぐわあっ!!」

「そぉーれぇ!!捕まえたあ!!」

落下していくエックスに噛み付くアリゲイツ。

本来の防御力なら大ダメージは逃れられなかったかもしれないが、今のエックスにはボディパーツの恩恵があるためにダメージは小さい。

「中々固えな!!そうでないと潰しがいがないぜ!!」

バスターが使えないエックスに連続攻撃を仕掛けるアリゲイツ。

このままではダメージが蓄積し、倒されてしまうのは時間の問題だ。

「(バスターが使えれば…)」

いくらゼロへの疑念が無くなったとしても心の傷はそう簡単には癒えない。

しかしそんなエックスの背を押してくれるのは何時も彼女達だった。

『行くよ!!エックス!!』

『構えろ!!』

「この感覚は…!!」

3人で出来る合体攻撃が出来ないか試行錯誤していた時…初めてクロスチャージショットを放った時の感覚を思い出した。

エックスのアームパーツが変化して両腕にエネルギーがチャージされる。

「バスターに変形した!?使えないわけでは無かったようだが、それだけで形勢逆転は……!?」

アリゲイツのエネルギー感知器に異常が無ければだが、エックスの両腕にエネルギーが同時にチャージされていると言う普通ならばあり得ない状態となっていた。

「このパーツは…そうか…ゼロとルインが俺に力を貸してくれているんだ…行くぞアリゲイツ!!これが…このアームパーツの…ダブルチャージショットだ!!」

両腕のバスターから放たれたチャージショットはまるで意思を持つかのようにアリゲイツに向かっていく。

「ダブルチャージショットだと!?エックスにそんな機能があるなんて聞いてねえぞ!?」

元々評価が低かったB級時代でもチャージショットの火力はシグマは愚か、エックスを見下していたペンギーゴからも評価されていたエックスである。

そんなエックスの最大火力が2発同時に放たれたことにはアリゲイツも驚愕を隠せない。

ダブルチャージショットをまともに受けたアリゲイツは壁ごと消し飛んだ。

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