第83話
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ァリアブルアクスは互いの攻撃がぶつかった瞬間の衝撃によって、使い手達を同時に仰け反らせた。
「ほう?今のを相殺するか。マスターの薫陶を受けたとはいえ、僅か3ヵ月でここまで化けるとは…………フフ、この場合たった3ヵ月でお前達をここまで育て上げたマスターの力量に感心すべきか、お前達自身の成長の速さに感心すべきか悩む所だな。」
「ハッ、ぬかしていろ!それにオレ達は何も武術の腕前だけを磨いていた訳じゃない…………ぜっ!」
アイネスの賛辞に対して鼻を鳴らしたアッシュはアイネスに見えないように隠していた得物を持っていない手の指に魔力を纏わせた後、隠していた手をさらけ出すと同時にアイネス目がけて指先から火球を撃ち出した。
「何っ!?」
アッシュが奇襲代わりに放った魔術―――火炎指弾に対して、アイネスはアッシュが魔術を使った事と、奇襲による二重の驚きをしつつ、側面に跳躍して回避した。
「昂る戦意を沈みの底へ―――消沈!!」
「ぐ…………っ!?ち、力が抜ける…………っ!?」
そこにミュゼが発動した戦意魔術がアイネスの闘気を奪ってアイネスの動きを鈍くし
「爆ぜよ、七色の光の矢よ――――プリズミックミサイル!!」
「く…………っ!盾よ!!な――――うおおおおおっ!?」
そこにセレーネが様々な状態異常をもたらせる七色の光の矢を放つ魔術をアイネス目がけて放ち、アイネスは間一髪のタイミングでクラフト――――秩序の盾でセレーネの魔術を防ごうとしたが予めミュゼの戦意魔術によって闘気が削られていた影響で、発動したクラフトによる結界の強度も中途半端だった為、結界は易々と破られてアイネスは襲い掛かる光の矢を受けてダメージを受けると共に怯んだ。
「ハッ、そろそろ決めるぞ、ゆるふわ!」
「ふふ、かしこまりました♪蒼き光よ――――シュート!!」
そしてアッシュの呼びかけに頷いたミュゼは魔導騎銃から石化と凍結の効果を持つ蒼き光の波動弾を放ってアイネスの動きを封じ込め
「らああああああっ!」
「これでフィナーレですわ!」
アッシュはその場で力を溜めて大鎌に変形させたヴァリアブルアクスに暗黒の魔力を纏わせて暗黒の大鎌と化させ、ミュゼが魔導騎銃から”オワソーブルー”よりも一回り大きい蒼き鳥のエネルギーを放つと同時にそのままアイネス目がけて一閃した!
「「ベンヴェヌート・エンフェルネ!!」」
「ぐう…………っ!?ここまでやるとは…………っ!」
アッシュとミュゼの協力技―――ベンヴェヌート・エンフェルネによる大ダメージに呻き声を上げたアイネスは態勢を立て直す為に大きく後ろに跳躍してアッシュ達から距離を取った。
「おぉぉぉぉ…………っ!豪炎斬!!」
「燃え盛れ―――滅!!」
リィン達に向かって行った
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