第83話
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ゃあ、ユーシスに聞いてボクを捜しにきたんだ?」
「ええ、ですがさすがに迂闊すぎです…………!」
「でもよかった…………ちゃんと無事でいてくれて。」
「ま、そこのデカいのといい、ヤバそうな状況だけどな。」
ミリアムの無事にリィン達がそれぞれ安心している中アッシュは警戒した様子で神機を睨んだ。
「ふふ…………ここを探し当てるなんて。」
「ふむ、自力で仕掛けを解除してきたということか。」
一方エンネアとアイネスは感心した様子でリィン達を見つめていた。
「…………その巨大な機体が新たな実験用の”神機”だな?」
「ええ、ですがこれまでの2機と違いますわよ…………!クロスベル解放に関わっていた灰色の騎士達は知っているかもしれませんが、アイオーンTypeαU―――かのガレリア要塞を消滅させたタイプの改良機ですわ!まあ、その時ほどの力はないみたいですけど…………それでも貴方の騎神ごとき敵ではないでしょう!」
「なんかこの場所で霊力を補給してるみたいでさー。何とか場所を突き止めたんだけど見つかって掴まっちゃったんだよねー。」
「迂闊すぎでしょう…………」
デュバリィの後に説明をしたミリアムの話にアルティナは呆れた表情を浮かべた。
「ですがやはり、クロスベルの紫の神機と同じみたいですね。」
「何とか阻止すべきだろうが人質を取られているとなると…………」
「――――いや、少なくとも傷つけられる心配はないだろう。”神速”しか知らないが彼女達の誇り高さは知っている。人質を傷つけるような真似は絶対にしないだろう。彼女達の崇拝する主―――”鋼の聖女”アリアンロードにして”槍の聖女”リアンヌ・ルーハンス・サンドロッドにかけて。」
「え…………じゃあ、あの人達はリアンヌさんに仕えていた騎士だったの?」
「ええ…………様々な事情によって今は道を違えているようですが…………」
クルトの心配に対して静かな表情で否定したリィンの説明に呆けた後興味ありげな様子でデュバリィ達を見つめるゲルドの疑問にセレーネは複雑そうな表情で答えた。
「な、な、な…………」
「ハハ、面白い若者だ。」
「ふふ、女心をくすぐってくれるじゃない。デュバリィがよろめくのも無理ないかもしれないわね。」
「よろめいてませんっ!―――ここで会ったが千年目!我ら鉄機隊の力、改めて見せてあげます!」
「フフ、そうだな。」
「灰色の騎士や聖竜の姫君といい、愉しませてもらえそうね。」
一方ある意味称賛にも聞こえるリィンの評価に顔を赤らめて口をパクパクして絶句していたリィンだったがアイネスと共に感心していたエンネアのからかいに必死に否定した後自身の武装である剣と盾を構え、エンネアとアイネス
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