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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica34魔女の誇りに懸けて〜Fabia Kroserg〜
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トちゃんが首を傾げる。そっか、2人はシャルちゃんから連絡を貰ってへんのか。私は、シャルちゃん伝手に聞いたベルカ諸王時代の因縁をなのはちゃん達にも話した。
「だとすれば、いつの間に、というかどうやって無限書庫まで入り込んだんだろう?」
「未整理区画だから入室許可も居るし、受付の目もあるし、それらを掻い潜るのってかなり至難だよね」
「クロゼルグは、魔法と魔術の境界にあたる魔女術なる体系の術を扱うらしい。魔術特有の神秘はほぼ無いそうだが、魔法とはまた別であることは間違いない」
戦闘特化って言われてるセインテスト家の魔術ですらその汎用性は高い。魔女術も似たようなものかもしれへん。不安そうななのはちゃんとフェイトちゃんに、アリシアちゃんが「なら早く見に行かないと!」って私たちを急かした。
「・・・あの、ヴィヴィオ達との連絡が取れません」
「「「え・・・?」」」
「なに?」
ノーヴェから聞かされたのはまさかの音信不通という状況に、「ほらほら、言ったじゃん! もう扉開けるよ!」ってアリシアちゃんは閉じられた扉に手を翳して、魔力による開扉を行った。開かれた扉の内部の様子に私とアインスとノーヴェは「え・・・!?」って目を丸くする。
「何やコレ・・・!」
「ヴィヴィオ達が入った時といろいろと変化してる・・・!」
ヴィヴィオ達を見送った時は、扉の長い廊下と両側の壁にずらりと並ぶ書棚って感じやったけど、廊下のど真ん中や天井、それに壁から複数の扉が生えてて、書棚もグニャリとひん曲がってる。
「書庫内の空間が歪んでいる。・・・侵入・脱出防止の本格的な結界ですね」
「うん。しかもミッド式でもベルカ式でもあらへんとなると・・・」
「魔女術・・・!」
「じゃあファビアって子が中に居ることは確定なんだね」
「で、どうするの・・・?」
アリシアちゃんが私たちにそう尋ねた。答えは決まってる。首に提げてる待機モードの“シュベルトクロイツ”を胸元から取り出して騎士服へと変身する。
「結界は無理やり突破する。中には私と・・・フェイトちゃんの2人で行く」
「私? うん、いいよ!」
「おおきに。アインスとなのはちゃんとアリシアちゃん、それにノーヴェはここで扉を閉めて待っててな」
扉を閉めるのは万が一にも大隊が攻めて来たとき、開扉に時間を掛けさせるためや。そしてアインス達を待機させる理由は迎撃戦力のため。フロントアタッカーのノーヴェとアインス、センターガードのなのはちゃん、フルバックのアリシアちゃんってゆうバランス陣形や。
「えー! 私も一緒に行きた〜い! ねえフェイト〜、代わって〜」
「え、でも・・・」
「アリシアちゃん。ここはフェイトちゃんにお願いしたいんよ。そや
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