猫娘と回想、I・アイランド編
NO.099 回想《4》 集まる者たち、その1
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子としてどこであんな可愛い子と仲良くなったんだ?」
「紹介してくれよー」
と、直接からんでこなくても、そんな二人の熱のこもった視線に出久はただただ困惑するだけであった。
実際、二人は出久にかなり接近しており、最近少し女性としての自覚も感じ始めている出久にとっては二人の顔が間近にあるのは気恥ずかしいのである。
そんな出久をよそにメリッサが八百万達に「彼らも雄英生?」と尋ねていた。
それを素早く聞きつけた二人は、
「そうです!」
「ヒーロー志望です!」
と、カッコつけていた。
だがそこにまたしても現れる人物の影が。
「こらー! 仕事中だというのに何を油を売っているのだね!? 引き受けた以上は労働に励みたまえ! そして最近流行りの悪質行為などをしたら雄英生としてはいられなくなるからな!!」
と、飯田がすごい勢いでやってきた。
「飯田君!?」
「飯田君も来てたん?」
「ああ。うちがヒーロー一家だからな。家族は予定があったし、復帰した兄さんも忙しそうだしで俺が代わりに来たのだ」
「飯田さんもですの?」
それで八百万も家族がI・エキスポのスポンサー企業の株を持っているために招待状を貰ったらしい。
そしてお茶子と耳郎も厳選な抽選の結果(女子達によるじゃんけん大会)で八百万と一緒に着いてきたそうだ。
「ホントはデクちゃんもじゃんけんに誘う予定だったんだけど、すでにここに来ることを決まっていたんやね」
「う、うん……ちょっとした筋で……」
汗を垂らしながらもなんとかそう返す出久であった。
聞くことろによると、他の女子達も別口ですでに来ているらしいとの事。一般公開で合流する手はずになっているらしい。
それならと、メリッサが「それなら、私が案内しましょうか」という鶴の一声によって、女子達はとても喜んでいた。
上鳴と峰田も便乗したそうにしていたが、そこでどこからか爆発音が聞こえてきて、
「な、なんだ!?」
見れば、どこかの会場で煙が上がっているみたいなので出久達はそちらへと移動することにした。
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