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ドリトル先生と日本の鉄道
第十二幕その二
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「ツイッターでも連絡を取り合っているよ」
「あっ、そうだね」
「先生今度はツイッターチェックしてるけれど」
「かなり広範囲に連絡取り合ってるね」
「それで鉄道博物館に来ようとしているね」
「うん、こうしたものを見ると」
 本当にというのです。
「結構な数が来るね、二十人は来るかな」
「多いね」
「抗議の団体としては」
「随分とね」
「うん、ただこの人達の数自体はあまり少ないんだ」
 抗議に来る人達はというのです。
「あらゆる活動に顔を出していて色々な団体を立ち上げて同じメンバーが重なっていて」
「あっ、そうなんだ」
「それで実はなの」
「こうした人達の数は少ないの」
「そうなのね」
「そうなんだ、基地や原発や政府批判や平和を叫んだりしているけれど」
 そうしたあらゆる活動をしていてもというのです。
「毎日同じ人達が騒いでデモをしているんだ」
「ありとあらゆる活動に」
「そうしているだけなの」
「じゃあ今度こっちに来る人達も」
「沖縄とか原発のデモに出ている人達ね」
「間違いなくね、それで今回はこっちに来るんだ」
 その少ない人達がというのです。
「そして僕はね」
「その人達と対するんだね」
「そしてそのうえで学問で向かって」
「そうして収めるんだね」
「そうだよ、必ずね」
 こう言ってです、そしてでした。
 先生はその日が来るのを待ちました、その間も学問は進めていました。そしてその日が来てです。先生は鉄道博物館に向かいました。
 そうして鉄道博物館に入るとすぐにオシツオサレツが言ってきました。
「さて、いよいよね」
「対決の時が来たね」
 こう二つの頭で言うのでした。
「二十人は来るみたいだし」
「用心が必要だね」
「若し先生に指一本でも触れようものなら」
 ジップが言いました。
「僕達が許さないよ」
「先生は暴力を振るわないけれどああした人達は何をしてくるか」
 チーチーも思うことでした。
「わからないしね」
「先生、安心してね」
「私達はいつも一緒よ」
 チープサイドの家族も言います。
「先生に指一本触れさせないよ」
「何があってもね」
「そうよ、先生は暴力を振るわないし暴力に屈しない」
 ダブダブも先生を守る気満々です。
「そんな先生に誰が何かさせるのよ」
「何かあったら僕が前に出て」
 老馬がいてきました。
「驚かせるよ」
「驚かせたらそれだけで違うしね」
 ホワイティも老馬と同じ意見です。
「それで逃げていったらいいよ」
「ゴリラだって暴力は振るわないけれど」
 ポリネシアは外見は怖いですが実はどんな生きものよりも温厚で心優しい生きもののお話をしました。
「驚かせて退散させるしね」
「それで終わったらいいよ」
 ガブガブも
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