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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第36話:Meyer Ruby
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7ゼニー也〜っ!!』

「90億…!?」

あまりの法外な金額にエックスは絶句する。

これだけの金額を得るためにどれだけの悪行をしたのかエックスには理解出来なかった。

「かーたまらん!!貯金箱に金が貯まる瞬間が大好きなんよーっ!!」

「クラブロス!!お前はこれだけの金を得るのにどれだけの悪事を働いたんだ!!」

「これだけやないでエックス!!この基地にはシグマに献上するためのマイヤールビーがぎっしり入った部屋もあるんや…その部屋にあるマイヤールビーを合わせれば300億ゼニーになら〜〜〜!!金の力でシグマさえこの手の中に牛耳ってみせるわいーっ!!」

「貴様…っ!!」

「おっと、待つんやエックス…こいつらを見てもらうで〜」

次の瞬間、魚の骨のような物が出現し、そこには沈められた輸送船の船員が磔にされていた。

「こ、これはまさか!!沈められた船の船員か!!」

「そうや、こいつらも水中用レプリロイドやからこいつらの体の中にもマイヤールビーがある。動くんやないで?動いたらこいつらはこうなる!!」

「ぐはっ!?」

クラブロスの肩から伸びるビームの鋏…ビームシザーで虫の息の船員を破壊し、マイヤールビーを回収した。

「貴様っ!!」

「動くとこいつらがどうなっても知らへんで?わしは別にマイヤールビーさえ無事ならこいつらがどうなってもええんやけどな」

クラブロスの言葉にエックスは構えていたバスターを下ろすと何とか状況を打開するために考える。

「(ここから飛び出しても船員の人達が同時に攻撃を受けてしまう。何とか奴の注意を引かないと…その為には…)」

エックスの視線が一瞬だけ向けられたのは悪趣味な蟹型の貯金箱。

「こいつだ!!」

チャージショットが貯金箱に向けて放たれ、クラブロスは突然のことに反応出来ずに貯金箱を破壊されてしまう。

「!?ちょ…っ、わしの貯金箱!!わしの金がーーーっ!!!」

「喰らえ!!」

続いてZXセイバーを抜いてチャージセイバーの衝撃波でクラブロスを吹き飛ばす。

「金!金!!金ーっ!!わしの金〜〜〜っ!!」

吹き飛ばされながらも金への執着は凄まじく、金や宝石を掴もうとするが、エックスの攻撃で再び吹き飛ばされる。

「見苦しいぞクラブロス!!曲がりなりにも特A級ハンターだった男が!!」

人質から大きく離されたクラブロスはエックスとの1対1の状態となる。

「エックス…!!」

「よくもあんな卑怯な真似を!!許さないぞ!!」

正義感の強いエックスからすればあのような行為は到底許せるものではなかった。

「生意気なー!!バブルスプラッシュ!!」

泡を吐いてエックスの左腕にぶつけると、エックスの
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