暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
黒魔術-Dark Majic- /Part4 復活のシジルさん
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。あのキュルケはそんな即席の作戦で勝てる相手ではない。でも、だからこそ何かしら手立てを考えてしまいたくなる。でもサイトの言う通りだ。寧ろ慣れないことでアピールしなければならないという余計なプレッシャーも感じてしまう。
「ルイズ、いつもみたいに強気でいろよ。それでいてありのままのお前のままで挑んだ方がいい。その方がお前のことを見てくれるって。身の丈に合うやり方で勝負に出る。それ以外に勝つ手はないさ。
ま、俺に言えるのはこれくらいだ」
「言っていることは間違いじゃないけど、いまいち頼りないのも否めないわね。でも、あんたがそこまで言うなら…そうね、あんたの言う通りにしてみるわ」
人がアドバイスくれてやったのに…と思いそうになったところでルイズがサイトの言葉に従う姿勢を見せた。
「あぁそうだ。自然体が一番だよ」
納得してもらえてよかった。後は特に用もないし、せめて最寄り駅までルイズを送ってやろう。
「ルイズ、そろそろ帰ろうぜ。もう時間が遅くなりかけてるし、せめて駅まで送るよ」
「気が利くじゃない。それでこそ私の使い魔ね」
「へーへー、喜んでもらえてなりよりです。ご主人様」
…使い魔。たった今ルイズが口にした言葉に、サイトは耳を疑う。
「なぁ、なんで使い魔?」
「へ?」
尋ねられたルイズは逆に目を丸くする。
「私、そんなこと言った?」
「うん、間違いなく言ったぞ。で、どういう意味?」
「い、意味?……えっと…」
ルイズも言い出しっぺだというのに、なぜ自分でもサイトを「使い魔」と呼んだのか理解できていなかった。さも当たり前のように口にしていたが、自分でもよくわかっていなかった。思わずわけのわからないことを口にしたことに対し、ルイズはどう説明すべきか迷った。
「…えっと…そ、そう!使いッパシリって言ったのよ!」
「どっちみちおかしいよな!?」
誤魔化しにも苦しい説明にもならない返答に、サイトは鋭い突っ込みをかます以外になかった。
「平賀君!!」
「サイトさん!」
すると、ついに隠れたままなのが我慢ならなかったのか、サイトのもとにシエスタとハルナが現れた。
「ハルナ!?それにシエスタまで!」
「アンリエッタ会長、テファ!?クリスまで…」
二人だけじゃない。いつの間にかアンリエッタとティファニア、クリス、そして三年の先輩である憐や尾白までくっついてきていることに、ルイズもまた驚かされる。
なんでこのメンツで?と訪ねようとする前に、シエスタがサイトに、嫉妬に満ちた言葉をぶつけた。
「放課後帰りにお二人が一緒に出てからずっとつけてました…お二人ともひどいです!私に黙ってデートだなんて!」
「ちょ、誤解だって!!デートなんてそんな…俺は買い物に付き合っただけで!!」
「で、デデデデデート!?そそそそそそんなわけないじゃない
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