暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と日本の鉄道
第十一幕その八
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「海の幸の鍋だってね」
「すき焼きなんかも好きだね」
 チーチーは知っています、先生はこの鍋も大好きだということを。
「王子に日本に行く前にご馳走してもらってから」
「先生がここまで美食家になるなんて」
「想像していなかったよ」 
 オシツオサレツもそうです。
「日本酒も飲む様になって」
「中華も何でも食べる様になったしね」
「本当に先生の食生活は一変しましたね」
 トミーが見てもです。
「スパゲティにしましても」
「ナポリタンとか大好きだよ」
「日本のあのスパゲティも」
「うん、いいよね」
 ナポリタンについてもお話する先生でした。
「素敵な味だよ」
「本当にそうですよね」
「あんなのよく作ったよ」
「日本人のアイディアの一つですね」
「何でもあれはね」
 まさにと言った先生でした。
「アメリカ人が食べていたスパゲティを見てね」
「作ったものですね」
「第二次世界大戦後に出て来たものでね」
「比較的新しいんですね」
「そうなんだ、けれどあの味がね」
 先生にとってはです。
「凄くいいんだよね」
「先生の大好きなスパゲティの一つですね」
「そうだよ」
 実際にと答えた先生でした。
「あれは本当に美味しいね」
「他のパスタもお好きですしね」
「いや、イギリスにいたらパスタのこともね」
 ピザと並ぶイタリア料理の代表であるこの食材はというのです。
「ここまでよく知らなかったよ」
「フェットチーネやペンネやマカロニ、あとリングイネですね」
「そうしたものまでね」
「それも日本に来てからだね」
「日本にはイタリア料理のチェーン店もありますしね」
「全国に展開しているね」
「神戸や大阪にもお店のある」 
 先生が今住んでいる神戸そしてよく行く大阪にもです。
「あちらですね」
「ええと、カプリ何だったかな」
 王子はそのお店の名前は今一つ把握していませんでした、それで言葉を少し濁してしまいました。
「そのお店だよね」
「うん、大蒜とオリーブオイルを上手に使っていてね」
「美味しいんだね」
「そうなんだ」
 こう王子にもお話する先生でした。
「このお店もね」
「そうなんだね」
「馬鹿に出来ないよ」
「だから先生も好きなんだね」
「時々言っているよ」
「中華街にも行ってるよね」
「神戸にいるしね」
 神戸には中華街もあります、日本は他には横浜と長崎にもあります。
「だからね」
「中華街にも行って」
「美味しいものを楽しんでいるよ」
「中華街はイギリスにもあるよね」
「あるよ」
「世界中にあるからね」
 そう言っていい位多くの国にあります。
「欧州各国にもあって太平洋諸国だとね」
「どの国にもあるかな」
「韓国にはこの間までなかったけれどね
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ