ローグタウン
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論から言うと、化物改め店長のリリベルさんの見立ては見事の一言だった。品揃え豊富で品質良質で、機能的で実用的、されど見た目も忘れない良いお店だ。ハクはリリベル店長にお礼を言い店を出た。その頃には、店長の笑顔も愛嬌があると思えるようになっていた、これは彼女? の人徳ゆえだろう。
店を後にした2人は他の者と合流するために歩き出した。
「ねぇ…ナミさん買ってもらってなんなんだけど……なんでメイド服なの?」
ハクは現在クラシカルロングメイド服と呼ばれる服を身につけ、腰まで届く長い白い髪はポニーテールにしてある。
「似合ってるからいいじゃない。他にも色々服も買ったしまた行きましょう」
「う、うん……」
2人があんまりにも色々着せるから正直疲れた。でも私も楽しかったし、リリベル店長さんもいい人だった、人は見かけによらないとはこのことだ。
「さっきから気圧が異常に落ちてるからきっと嵐が来る、早くみんなを探して船に戻りましょ」
「分かった」
その後、2人はルフィ以外の3人と死刑台のある広場でばったり出くわす。
「それでルフィのやつはどこにいるんだ?」
死刑台を見に行くと言っていたルフィの姿はそこには無かった。ハクは辺りを見渡す。
喰種の身体能力は人間の数倍上、その力を使いルフィを簡単に見つけることが出来た。
「……ねぇ、あそこ」
ハクは遠くの死刑台の上にいる赤い鼻の男とルフィを指指す。
「「「な、なんであいつがあそこにいやがる!!?」」」
ゾロ、サンジ、ウソップの3人が驚き、ナミはため息をつく。
「ちっ…おい、行くぞ!!」
「おれに命令すんじゃねぇ!」
ゾロとサンジが死刑台へと向かう。
「ハクあんた強いの?」
ナミがハクに聞くとハクは目を合わせずに答える。
「……まぁそれなりに」
「あいつら結構強いけど、あの数相手じゃルフィを助けるの難しいかもしれない、だからお願い」
ナミがハクの目を見て言う。
「……分かった、行ってくる」
2人の後を追い死刑台へと走り出した。死刑台へと向かうハクに赤い鼻の男、バギーの部下が迫ってくる、ハクは赫子を使わず蹴りで倒して行った。
敵を倒しながら人だかりの中を進んでくと死刑台の上から話し声が聞こえてきた。
「さて麦わら最後に言い残すことはあるか?せっかくこんなにたくさんの見物人がいるんだ、最後に何か言っとけよ」
バギーがルフィは拗ねたような顔をするだけで何も答えなかった。
「まーいいさ。言う残そうが残さなそうが、どの道おまえはここで終わりなんだからな!!」
ルフィは大きく息を吸いこう言い放った。
「おれは??海賊王になる男だ!!」
「海賊王だって?この町でなんと大胆な」
「
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