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邪眼の少女
第二章
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ながら材料が一つだけだす」
「ないですか」
「娘さんが飲んだ惚れ薬は特別な惚れ薬だす」
「そうなのですか」
「普通の惚れ薬ではないだす、これは調合が難しいので」 
 そうした惚れ薬で、というのだ。
「中々調合出来ないだすが」
「その惚れ薬を十歳で調合したからですか」
「凄いですね」
 村長が言う悪ガキの薬剤師としての才能にだ、こう言うのだった。
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