暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第32話:Utopia
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ニターに映し出された五連バスター装備のエックスの想像図の姿には流石のエックスもツッコミを入れざるを得ない。

「人のボディを玩具にしないで下さい!!」

「メカニロイドみたい…」

ケインはエックスに足蹴にされ、エイリアは100年後の並行世界の汎用レプリロイドのようなエックスの想像図にドン引きしていた。

「(しばらく辛い戦いが続いておったエックスもエイリアも余裕を失っておったが…ようやく笑いおった。そうじゃ、わしの理想郷は嘗ての天才科学者、トーマス・ライト博士が目指したような人とレプリロイドが仲良く暮らせる平和な世界じゃ)」

その中にはエックス達は勿論、連れ去られたゼロや未だに修理の目処が立っていないルインも含めてだ。

「理想郷じゃ〜平和な世界じゃ〜へへへ…」

「「怖い…」」

急に笑いだしたケインにエックスとエイリアはおま同時に引いてしまった。

次の瞬間に警報が鳴り響き、エイリアが監視カメラの映像をモニターに映す。

「侵入者かいのう?」

「またカウンターハンターでしょうか?」

コンソールのキーを滑るように叩いていくエイリア。

少ししてモニターには研究所付近で1人の女性型レプリロイドが倒れているのが映し出された。

「何じゃい?あのレプリロイドは?エックス、助けて来るんじゃ」

「はい」

エックスが走っていき、レプリロイドを研究所のメンテナンスルームに連れていく。

しばらくすると彼女が目を覚ました。

「う…」

「気がついた?」

「ここ…は?」

「大丈夫かい?」

エックスが声をかけると彼女はエックスにしがみついた。

「助けて下さいエックス様!!」

「あっ!?」

エックスにしがみついた彼女の姿に一瞬だけエイリアは動揺したが、直ぐに切り替えて彼女に歩み寄る。

「お…落ち着いて欲しい。どうしたんだ?」

「あなたのボディを見る限り、あなたは中央コンピューター施設のマザーセンターに所属しているレプリロイドよね?何故この研究所に?」

「エイリア…何か機嫌が悪くないか?」

微妙に不機嫌な感じがするエイリアに疑問符を浮かべながら尋ねる。

「別にそんなことはないわ」

「そう?なら良いんだけど…」

エイリア本人が違うと言うなら違うのだろうと判断したエックスにケインは溜め息を吐いた。

「ふう、エックス。お前さんと言う奴は女心を理解しとらんのう!!」

「え?」

「私の名前はシルキー…あなたの言う通り、中央コンピューター施設のマザーセンターに所属しているレプリロイドです。マザーセンターにある私達が管理している大型CPU“マザー”がシグマの手の者によってウィルスに侵されてたんです………」


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