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龍天使の羽撃き
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システムは最上位だ」

ダイバーの生命管理より下のブレイクデカール。

生命管理より上位のインカーネイトシステム。

「故に、俺は心意同盟を発足したいと考えている。ABUはその隠れ簑だ」

そこで手が上がる。

「意義あり」

挙手したのは、狐耳のエキゾチックな女だ。

「シャフリ、どうした」

「以前心意はみだりに使わないという事を決めた。それは非常事態だからしかたないとしよう。
だがモラルではなく、実際問題心意の使用は運営が事実上制限している。そこをどうするつもりだ」

本来GBNに必殺技というシステムは存在しない。

なぜ今それがあるかと言えば、インカーネイトシステムを封じるためだ。

システムに巨大な負荷を与えるインカーネイトシステム。

その負荷を防ぐため、心意の予兆を感知した瞬間に、心意が発動する前に機械的に書き換える。

それが、GBNの必殺技システムの本性だ。

「わかっている。故に俺とタイガは機体を使わず、それでいて心意を鍛える方法を編み出した」

「うむ。その通りだ」

「ヴォジャノーイ、タイガ。その方法とはなんだ」

ロンメルが問う。







「壁殴りだ」

「「「「「「「は?」」」」」」」














「壁殴りだ」
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