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龍天使の羽撃き
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る。

スイッチには手をかけない。

全身のGNバーニアを稼働させ、AGE3に突っ込む。

上からの位置エネルギーを加算した一撃を防がれ鍔迫り合いになった。

『貴様、シビルジャッジメンターか』

「だとしたら?」

『貴様を倒せば、俺の名前もあがっちまうなぁ! そうだろおい!』

面倒くせぇ…。

そう思っていると、AGE3のサーベルラックに熱源。

「バカが。それをできるのはお前だけじゃない」

ビームトンファーを展開すると、あっさりとAGE3の腕が切れた。

そのままX字に切ると、機体は爆発…する事なく復活した。

「なにこれアメーバ?」

試しにアームドアーマーDEのハイメガキャノンを撃ってみたが、直ぐに穴が塞がった。

「だるっ!」

『だろう? 面倒だから縫い付けた方がいいよ』

「ああ、そうしようか」

AGE3に組み付く。

『貴様何をする!』

「こうするんだよ」

通常のユニコーンより大きい手で、AGE3のコックピットユニットを掴む。

『ま、まさか!?』

「遅ぇよバァーカ」

ガキン! とコックピットユニット…コアファイターが分離した。

「本来の仕様だとブレイクデカールも発動しねぇみたいだな」

コアファイターを仮称ナイト・セレスティアル・スラッシュ・ドッグズの上に叩きつけ、その上からGNソードXを突き刺す。

『ジャストタイミングだ。ヒトシ』

「ああ。ぶちかませ。アカリ」

互いのリアルネームで呼び会い、離脱。

朱璃…エレリアの駆るアシュトレトは、機体の五割増しほどの大きさの刀を構えていた。

『穿て!鋼よ!【姫機快壊】!』

振り下ろされた刀の軌道にそうように、光の斬撃が飛ぶ。

地を割る一撃が獣とコアファイターを両断。

復活させる事なく爆散させた。

「派手だな」

『黙れピカピカ野郎』






エレリアを連れて戻ると、リク君達の方は解決していた。

「エレリアー。あの子の事情聴取手伝ってくんね?」

「はぁ?」

「だって俺みたいなのじゃぁ怖がられて終わりじゃん」

「しょうがぁねぇなぁ!」

やっぱり頼りになるよ。お前は。
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