暁 〜小説投稿サイト〜
龍天使の羽撃き
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『あ、もしもしノーイ? 元気してたぁー?』

「なんだよオカマ野郎」

インダストリアル7の高層マンション。

の最上階。

フォースネストで機体データを整理しているとマギーから連絡が来た。

「こっちはこないだのバトルの結果まとめるので忙しいんだが」

『そう!それよ!アンタなんでその話私達にしなかったのよ!?』

「お前らリク君のバトル見に行ってたじゃねぇか」

『そうだけど……でも一言あってもいいじゃないの!』

「文句ならすご…MS少女おじさんに言ってくれ」

『あら、ノブちゃん来てたの?』

「ああ。運営権限で月面を隔離してくれたよ」

『へぇ〜…あの子がねぇ…』

「ま、その前に全員MSヒューマンにされたけどな」

『ああ、なるほど』

さて、整理終了。

あとは……まぁ、いいか。

「で、電話してきた理由はベアッガイフェスか?
葵達は行くらしいぞ。俺もフェスの内部監視で行くぞ」

『あら、なんでわかったの?』

「お前がこのタイミングでかけてくるならフェスの話だろ。
フォースバトルについて聞きたいのがメインならもっと早く言ってる筈だしな」

『ま、そういう事よ』

つってもなー……GBNのこの手のイベントって時々『なぜそうなる』みたいなイベントもあるしなぁ…。

外部委託イベントとか特に。

「で、お前も来るのかマギー? メティとサンディが会いたがってたが」

『あんらぁ〜! 嬉しいわぁ〜! でもざーんねん。私はいけないのよぉ〜』












「フェスなの!」

「なの!」

「カトラス、後は頼んだ」

「ん? お前もくりゃいいじゃん」

ベアッガイフェスとはそのなの通りベアッガイを主軸としたイベントだ。

初代はアッガイっぽいがどんどんMSから離れて行ったあの曰く付きのMSだ。

サンライズかバンダイがハロ以外のマスコットを作りたかったとか色々説はあるが、実際人気だからなぁ…。

で、おれはそんな祭りの内部視察…というか内部監視を命じられている。

「別に決められた巡回ルートとかはないんだろう?」

「そりゃぁそうだけども」

「じゃ、決まりだな」

「決まりなの!」

「兄様とまわるの!」

メティとサンディが俺の両隣に来る。

「葵と手ぇ繋げよ」

「葵お姉ちゃんとはいつも繋いでるの!」

「たまには隊長と繋ぐの!」

後ろで葵が爆笑している。

「く…くく…くくくく…」

んのやろう…。

しばらくはしゃぐ双子に付き合っていると、珍しい奴を見かけた。

「メティ、サンディ。ちょっと離れる」

「ん。わかったの!」
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