暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica33襲撃〜Final Attack〜
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ットアップ」

トリシュが“イゾルデ”を弓形態で起動して、指に挟むように生成した魔力矢3本を魔力弦に番えた。

――天翔けし俊敏なる啄木鳥――

「往け!」

放たれる3本の高速魔力矢は、目で追うのも難しいほどの速度で飛んで行って、わたしの肉眼では捉えられていない距離にあるミサイルを無事「迎撃完了」したみたい。トリシュとクラリスって、視力はかなり良い上に視力強化で数km先を見通すことが出来る。

(わたしは剣騎士だから必要のない魔法だしね〜)

「さらにミサイルの接近を視認!」

「同じ巡航ミサイルだな。それに・・・上からの弾道ミサイル! 俺が迎撃する!」

「巡航ミサイルは引き続き私が!」

――天翔けし俊敏なる啄木鳥――

トリシュが魔力矢で巡航ミサイルを迎撃し始める中、ルシルをヒップアタックして吹っ飛ばしたセレスが「今のルシルはダメ。大人しくしてて」頭上にベルカ魔法陣を展開した。

制圧せし氷狼(インバシオン・ローボ)!」

8頭の氷製狼を創り出して「Los!」と号令を下した。空から落ちてくるミサイルに狼が殺到してく中で、「この俺でも、質量兵器くらい迎撃できるんだけどな〜」ってルシルがぶつくさ文句。ルシルは今重要な作戦中ということもあって、扱える魔力量や戦闘時間に制限アリな戦力になってる。だからミサイル迎撃なんぞで無駄な魔力を消費してもらいたくない。

「ほらほら、囮作戦の重要ファクターの1つなんだから、今は大人しくしてて!」

「はぁ・・・了解だ」

ミサイル攻撃を凌いだ後は、廃棄都市区画の至る所に聳え立つ高層ビルの屋上へと降り立つ。んで、周囲を警戒していると「結界・・・!」が都市区画を囲うように展開された。ミサイル攻撃に結界。そしてわたし達をここへ来るよう仕向けたトラバント団長は、やっぱり大隊側の人間だったわけだ。チッと舌打ちしているところに、「AMFの展開を確認!」された。

――真・スナイプレールガン――

――ヴァーンズィン・オルカーン――

――城砦穿ち――

――四甲――

――木枯らし――

――獄火拳――

――ボンバーユーバーファル――

それと同時に、頭上からわたし達へ向けての奇襲攻撃。防御なんて出来るような状況じゃないから、即座にその場から離れる。つまりビルの屋上から飛び降りた。両翼をなんとか保ちつつ、吹っ飛んだ屋上や階下の瓦礫を避ける。

「各騎! 臨機応変に、敵を撃破せよ!」

叫ぶように命令を出し、わたしはわたしを襲ってくる敵の撃破に動く。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ