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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica33襲撃〜Final Attack〜
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罪に巻き込んで殺しにきていたこれまでとは違う。大隊の中でも最強を揃えてくるはず)
でも大丈夫。大隊の幹部と、AMFの中でぶつかってもいいようにこっちも準備万端だ。この機を逃すな。わたしは「部下がちょっと愚痴を零しました。命令受諾しました」って応じる。
『そうか。では即時出撃をしろ。自治領内と北部の各航空関連社の飛行許可は取ってある』
プツンと通信が切れる。わたしは「んじゃ、行こうか」って踵を返してエントランスドアの前に立って、ドアノブに手を掛けようとすると、わたしが開けるより先にドアが外へと向かって開いた。入って来たのはわたしとルシルとアイリの送り迎えしてくれたルーツィアだ。
「これから出撃なの」
「休暇中なのにですか?」
「そ。休暇中なのに。というわけで、ひょっとしたら夕食時間まで戻って来られないかも。だから夕飯はさめても大丈夫なような簡単なやつでいいよ」
「出来ればハンバーガー山盛りで」
クラリスだけが注文。ルーツィアは「ふふ、かしこまりました♪ いってらっしゃいませ」一礼して、わたし達を見送ってくれた。外に出て「各騎、騎士甲冑を着装!」って指示して、わたし達は騎士甲冑へと変身。
「んじゃ行きますか。各騎、飛行魔法用意」
――真紅の両翼――
「ああ」
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
――
「汝は遥かなる空を飛翔する者。地を揺るがすは羽ばたき。空に轟くは咆哮。行く手は苛烈なる戦火、過ぎ去るは打ち斃せし亡者の群れ。汝が主の命に応じ、いざ参れ! ワイバーン!」
召喚士でもあるクラリスが飛竜ワイバーンを召喚して、飛行魔法が使えないトリシュと一緒に鞍に跨った。アイリは腰から白い翼を一対と展開して、ルミナとセレスとアンジェは自前の飛行魔法。
「オランジェ・ロドデンドロン、出撃!」
地を蹴って空へと上がる。向かうは北部・廃棄都市区画。ここからなら十数分ちょいで到着できる距離にある。それくらいなら魔力消費は少なくて済む。
「イリス。ホテル・アグスタでも大隊が出現したようです」
いつの間にやらテレビニュースの映るモニターを展開していたアンジェから報告が挙がる。そっちには首都航空隊と首都防衛隊が向かってるらしい。さすがにあっちが本命ってことはないだろうけど・・・。
「そっちは局に任せよう。わたし達は、わたし達の仕事をこなすだけ」
廃棄都市区画に到着するまでの間、大隊からの奇襲はなかった。ただ、「通信および念話系の妨害の発生を確認したよ。これはアタリね」セレスからの報告に、「やっぱり」ってみんなで苦笑い。
「ん? イリス。こっちに向かって何かが飛んで来る。数は・・・3。見覚えがある。・・・ミサイル!」
「迎撃します。イゾルデ、セ
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