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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica33襲撃〜Final Attack〜
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ず。わたし達から、大隊と教会が関わってることが公に発信されるかもって。
(とはいえあくまで状況証拠だけだから言い逃れだって出来る。けどそんな事は連中も判ってるはずだけど・・・)
わたし達が生きている限りはその不安は拭い去れない。物的証拠だって見つけられるかもしれない。だったら口封じに拉致るか殺すかの2択を選ぶはず。ならそれを実行するタイミングはいつか?と考えたら、出来るだけ早く、すぐにでも、ってことになると思うわけ。ちょうどヴィヴィオ達も居ないし、護衛役でもあるわたし達の始末とヴィヴィオ達の拉致を同時にやっちゃおうぜ♪なんて考えるに決まってる。そのチャンスは今日この日だけになる。
「ザンクト・ヒルデ魔法学院の冬休みも残り僅か。子供たちが何の不安もなく通えるようにしておきたい。だから襲撃してきたら、全力を以って大隊を叩き潰す!」
グッと握り拳を作って力説したわたしにみんなが「ヤヴォール!」って応えてくれた。気持ちは1つ。大隊を潰し、教会を好き勝手にしてる裏切り者を牢にぶち込む。騎士団の中にも敵は居るだろうけど、今は仲間意識をすべて排除だ。
「それじゃあ各騎、今のところは解散で――」
そこまで言いかけたところで、騎士団専用回線での通信が入ったことを知らせるコール音が鳴り響いた。今や教会騎士団はわたし達にとって敵として見た方がいい組織だ。みんな顔を見合わせて、コクリと頷く。
「こちらオランジェ・ロドデンドロン、イリス」
『騎士団本部よりスクランブル要請。北部廃棄都市区画にて、最後の大隊のメンバーが確認されたとの情報が入った。逃走中の犯罪者への断罪を行う可能性がある。確認に向かってください』
「同隊所属、アルテルミナスです。お言葉だけど、私たちより現場に近い騎士隊もいるはず。それをわざわざ離れた場所に居る、休暇中の隊にスクランブルなんて。おかしい話だと思うのですけどぉ?」
通信士が『それは・・・』言いよどんだ。その間にアンジェ達に今日の警邏シフトを確認させる。どのエリアにどの騎士隊が居るか、それでこの呼び出しがヤバイやつかどうかを調べる。アンジェが手信号で、南部警邏担当が独立賛成派のタカ派の1つだと判明。つまり大隊と繋がりがある敵である可能性あり。
『トラバントだ。オランジェ・ロドデンドロン。この私からの命令を受諾するという意思表示がないようだが?』
ここで裏切り者候補筆頭のトラバント団長のお出ましだ。よしよし、出てきたな。わたし達は目線で合図を送り合って、「失礼しました」と佇まいを直す。団長直々に、休暇中のわたし達を大隊の居る(かも知れない)廃棄都市区画へ向かわせようとしている事実を確認。もしこれで大隊だけが待ち構えていたら、狙いはわたし達になる。
(ルシルとトリシュみたく、犯罪者への断
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