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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica33襲撃〜Final Attack〜
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であれば、ですが」

シグナムは続けた。セインテスト家の先祖代々から受け継がれてきた、“エグリゴリ”の破壊という悲願。ルシルはただ、一族の役目を果たしているだけだって。グランガイツ一尉たちから安堵の溜息が漏れた。

『ゼスト隊長! 教会騎士団からの声明が放送されています!』

グランガイツ一尉の脇に居る女性隊員がそう言った。一尉は『シグナム一尉にも見えるように』って指示を出して、画面に合うようにモニターを展開させた。映っているのは教会騎士団のトップ、トラバントって人だ。

『わが教会騎士団より犯罪者を出してしまったこと、管理世界のすべてに謝罪したい。しかし、それが本当の事なのかがこちらではまだ確認を取れていない。オランジェ・ロドデンドロン全騎を教会本部へ召集し、事情聴取を行う予定ではある。しかし隊長の騎士イリスを始めとして彼女たちは現在、行方をくらましている。投降を呼びかけようと考えているが、受け入れられない場合は敵性勢力として認知、撃破することをここで宣言しておく』

トラバント団長の言葉に「はあ!?」あたしのびっくりレベルは天を突き抜けたよ。騎士団も最悪敵になっちゃうかもしれない。もう、なんだよそれ。

『こちら通信司令室。首都航空隊全部隊に緊急連絡。東部アクアベール海にて、最後の大隊が保有していると思われる艦隊を確認しました。海上警備部と合流し、これを拿捕してください』

ここでまた大隊が馬鹿な真似をしだした。というか、あたし達は今ホテル・アグスタへと向かってんだけど・・・。どうすりゃいいの?ってところで、グランガイツ一尉から『ホテル・アグスタへは俺たちだけで向かう』って通信が入った。近隣の陸士隊から応援を呼ぶって話で・・・。

『艦隊を出してきた以上、大規模な断罪が行われるはずだ。そちらを優先した方がいい』

「・・・了解です。ではこれより2213航空隊は、アクアベール海へと進路を変更。艦隊拿捕の任務へと向かいます。いくぞ、お前たち!」

あたしや他の隊員たちは「了解!」って応じた。

†††Sideアギト⇒イリス†††

ヴィヴィオ達が本局へ向かうのを見送った後、わたしはザンクト・オルフェンにある自宅へと帰ってきた。エントランスホールで待っていてくれたみんなからの「おかえり〜」に「ただいま〜」と応える。んで、みんなで食堂へ向かう。最早そこは食べる場所であり、雑談するための溜り場であったりする。

「さてと。たぶん、今日は忙しくなるよ。各騎、いつでも戦闘できるように準備をしておいて」

ルシルとトリシュが第57管理世界スプールスにまで飛ばされて、空飛ぶ装甲列車や機械ムカデなどといった兵器に襲われた一件。強力なAMFを使って完全に殺しに来てた。それでも2人を殺す事が出来なかった今、連中は焦ってるは
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