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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica33襲撃〜Final Attack〜
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「リイン。主はやて達に、大隊の放送ジャックのことを伝えてくれ。ルシルは・・・」

「今日もミッドで仕事の予定だったはずです。一応メールしておきます!」

「ああ、頼む。アギト、出るぞ!」

「おう!」

リインは本局所属だから出撃は出来ない。地上の事件は地上部隊がやんないとな。リインをカフェテリアに残して、あたしとシグナムはグラウンドへと向かう。エレベーターで地上1階に降りてる時、「リインから通信?」が入った。

「どうした?」

『本局に居るはやてちゃん達や、ルシル君たちと連絡が取れません!』

「ええ!?」

あたしは驚くけど、シグナムは別段驚くことなく「どういう状態だ? コールは鳴るのか? それとも妨害されているような感じか?」って冷静に聞いて、リインは『後者です!』ってハッキリ答えた。

「本局には主はやてにアインス、それになのはとフェイトとアリシアも居る。通信妨害を行っているのがたとえ大隊であっても、主たちには勝てまい。それに、エグリゴリではあるが本局への襲撃を許さないとするリアンシェルトも居る。交戦が始まれば出てくるだろう」

「エグリゴリを頼りにするなんて死ぬほど嫌だけどな」

マイスター・オーディンも当時のシグナム達も“エグリゴリ”に殺された。敵だ、アイツらみんな。あの頃に抱いた怒りや憎しみで両手をギュッと握り拳にすると、シグナムがあたしの頭を撫でてきた。

「主たちは主たちで何とかするだろう。ルシル達も問題ないはずだ。ならば、地上の事件は我らで片付けるだけだ」

「うん!」『はいです!』

リインとの通信を切って、あたし達は1階へと降り立ったところで今度は『こちらグランガイツ隊』のゼスト一尉から通信が入った。内容は、あたし達2213航空隊に先行して出立するっていうものだ。首都航空隊は飛行魔法での移動だけど、首都防衛隊は車両移動になるから、先に出ないと足並みが揃えられない。

「了解しました。我ら2213航空隊もじきに出立します」

そうしてあたし達はグラウンドに到着。あたしとシグナムも騎士服に変身して、すでに防護服に変身してる部隊のみんなに「目標、ホテル・アグスタ! 2213航空隊、出撃!」と号令を掛けて、一路ホテル・アグスタに向けて飛び立った。飛行中、グランガイツ一尉からまた通信が入る。

『シグナム一尉。先ほどの大隊の放送ジャック。セインテスト調査官たちの罪をぬかしていたが、あれらは事実なのか・・・? いや、信じていないわけではないが・・・』

「根も葉もない、単なるブラフでしょう。しかし・・・セインテスト調査官の罪は事実です」

グランガイツ一尉や、見えてはいないけど他の防衛隊員たちも息を呑んだのが判った。

「ただし、セインテスト調査官が殺害した者が人間
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