猫娘と回想、I・アイランド編
NO.096 回想《1》 I・アイランドへ
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けた方がいい」
「はえ……? なにに関してですか?」
「まだそんなに自覚がないようだけど、君は雄英体育祭や保須事件、そしてインゲニウムの治療などと、知名度はまだ少ないが、それでも少なからず緑谷ガールの名は世の中に知られてきているからね。
そして私が同伴だから決してないとは思うが、君の個性に目を付けてくる研究者達も複数いてもなんら不思議じゃないからね。
ただでさえオール・フォー・ワンという特大の例とは別にして、個性を複数持っているという数少ない実証例でもあるんだから、気を付けて行動をするんだよ? それと知らない人に声を掛けられても着いて行っちゃだめだからね? 君、まだまだ女子として色々と危ういし……」
「は、はい……気を付けて行動します」
「うん。いい返事で大変よろしい。くれぐれも頼むね」
そんな約束が交わされている中で、
『えー、当機はまもなくI・アイランドへの着陸態勢に入ります』
というアナウンスが聞こえて来たために、オールマイトは立ち上がって自分達以外に人はいない事を確認していた。
「オールマイト? どうしたんですか?」
「いやね。これからはなかなかにしんどくなるなとね。なにせ向こうに着いたら……私はマッスルフォームで居続けないといけないからね!」
そう言いながらもオールマイトの体から煙が上がっていき、トゥルーフォームから次第にマッスルフォームである筋骨隆々の伊達男の姿へと変化していく。
そして来ていた服をすぐに脱ぎ捨てるとそこにはいつものオールマイトのヒーローコスである『ゴールデンエイジ』の姿になった。
「さて、それじゃ緑谷ガールもヒーローコスに着替えたまえ。学校に申請して持ってきているんだろう?」
「はい!」
それで出久は脱ぎ捨てるようにすぐに着替えてしまったオールマイトとは違い、女子更衣室へといそいそと入っていって発目の手で仕上がった『コスチュームγ』のヒーローコスチュームへと着替えたのであった。
そして、ここで出久は新たな友達となる少女と出会う事になる。
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